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macOS Sonomaに最適化した「Parallels Desktop 19」登場

2023年08月23日 17時30分更新

文● @sumire_kon

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Parallels Desktop 19 for Macの利用イメージ

Parallels Desktop 19 for Macの利用イメージ

 アルドは8月22日(現地時間)、macOS向け仮想化ソフト「Parallels Desktop 19 for Mac」を発表した。

  Parallels Desktop for Macは、macOS上でWindowsや一部のLinuxなどを利用できるようにする仮想化ソフト。今回発表されたVer.19は今秋正式版が登場予定のmacOS Sonomaに最適化されており、以下のような機能が実装されている。

新しい共有印刷機能やトラックパッドサポートの強化

 Parallels Desktop 19 for MacではWindows アプリからの印刷をサポートするインターネット印刷プロトコル経由して、再設計された新しい共有印刷機能を利用できる。

 さらにApple Silicon搭載MacではmacOS仮想マシン (VM)がトラックパッドをサポートすることで、動的な解像度調整やマルチタッチ ジェスチャにも対応。トラックパッドをより使いやすくなった。

 「Pro Edition」のユーザーはポート転送経由でmacOS Sonoma 14のVMにアクセスすることも可能だ。

Touch IDによるパスワードレスサインイン

 本バージョンでは、Macの生体認証機能「Touch ID」でWindowsのVMにサインインすることができるようになる。これまでのようにサインインの度にIDとパスワードを入力する必要はない。

Touch IDの利用イメージ

Touch IDの利用イメージ

OpenGLやLinux対応の強化

 OpenGLのサポートがVer.4.1まで進み、「VariCAD」「Deswik.CAD」「Vectorworks Vision 2023」といったCADソフトをmacOS上で実行できるようになった。

 また、Apple Siliconを搭載したMac上で「Ubuntu 22.04.2」「Fedora 38」「Debian 12」などのLinux ディストリビューションとの互換性を確保。「CentOS 9 Stream」の実行も可能となった。

CentOS 9 Streamの実行も可能

CentOS 9 Streamの実行も可能

用途に合わせて3種類を用意

 Parallels Desktop 19は「Standard Edition」「Pro Edition」「Business Edition」の3種類をラインナップ。ユーザーの用途に合わせて選択可能だ。

用途に合わせた3種類を用意

用途に合わせた3種類を用意

 ホスト(Parallels Desktop を実行する側)の動作環境はmacOS Mojave 10.14.6以降、RAM4GB以上で、内蔵ストレージはWindowsをゲストOSとする場合、16.6GB以上の空き容量が必要となる。

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