肉食ナベコの「なんでも食べてみる」 第837回
もにょ~んと伸びる! 6月14日発売です
ミスドの「白いポン・デ・リング」は開発に2年費やした努力の結晶! 生地の“伸び”がスゴイ
2023年06月08日 17時00分更新
ごきげんよう、アスキーグルメのナベコです。みなさんにとって、ミスタードーナツといったら? 私が真っ先に思い浮かぶのは「ポン・デ・リング」。2003年に登場したポン・デ・リングは今年で発売20周年目。押しも押されもせぬ人気No.1商品です。
そんなポン・デ・リングから、これまでなかった「白いポン・デ・リング」が登場します。ドーナツなのに真っ白な生地ってどういうこと?
10年前の挫折を乗り越えて生まれた「白いポン・デ・リング」
ダスキンが運営するミスタードーナツでは、「ポン・デ・リング」20周年を記念した新商品「白いポン・デ・リング」全4種を6月14日より期間限定で発売。
白いポン・デ・リングは、その名の通り、白い生地が最大の特長。事前に開かれた発表会では、その開発がいかに困難であったかが明かされました。
通常、高温で調理するドーナツを白く保つことは困難とされています。例えば、“白いパン”や“白いたい焼き”などは世にありますが、それらは低温で焼成する、もしくは焼成時間を工夫するなど、個別で調理方法を調整しているのが一般的。ミスタードーナツではオペレーションを統一するため、他のドーナツと同じ設備、焼成温度で“白さ”を実現する必要がありました。
試作段階では、色を白く保つ過程でドーナツが小さくなる、または表面が固まりにくくなるなど様々な問題が発生しましたが、適切なバランスのミックス粉の配合を見つけることでこれを克服。
実は、白いドーナツ生地自体の開発は、10年以上前に挑戦したこともあったそうです。当時は技術的に困難で実現がかなわず、今回はポン・デ・リング20周年に向けて2年前から開発に着手。これは、20年前、ポン・デ・リングをゼロから生み出した時と同じくらいの開発期間です。
様々な困難を乗り越えて実現した白いポン・デ・リングは、見た目のインパクトだけではなく、食感にも驚きがあります。ポン・デ・リングの特徴であるもちもち食感はそのままに、生地の「白さ」から想像される、おもちのような、やわらかく、もっちりした“やわ、もっちり”食感に。
生地が伸び~る!!
会場ではいち早く白いポン・デ・リング全種を試食することができました。
「白いポン・デ・リング」「白いポン・デ・カスターアーモンド」「白いポン・デ・みたらし」「白いポン・デ・白あん」の4種です。
定番のポン・デ・リング(以下定番ポンデ)と食べ比べるとその差は明確。白いポン・デ・リング(以下、白ポンデ)のほうが、圧倒的に伸びがいいです!
もちろん、定番ポンデも、“もちもち”しているのですが、擬音で表現すると、定番ポンデは「もちっ“と”」。“と”の部分で生地がプツッと切れるイメージですね。新作の白ポンデは「もにょ~ん」。プツッと切れずに生地が薄くなり自然にほどけるギリギリまで伸びます。
4種類ある中で外せないのが、シンプルに生地のやわもちさを楽しめる「白いポン・デ・リング」。個人的な好みですが、次に好きなのは「白いポン・デ・白あん」です。白あんのやさしい甘みが、ポン・デ・リングのやわらか生地にぴったり。まるで和菓子みたいです。
そして、「白いポン・デ・みたらし」。みたらしあんをかけると、もち食感と、甘じょっぱさがあいまって、口の中で完璧なみたらし団子が再現されます。んま~い! みたらしあんがトロ~リとかかっていて手がべちゃべちゃになるのは確実(笑)ですが、みたらし団子好きにとっては感動もの。
濃厚カスタードとアーモンドがのった「白いポン・デ・カスターアーモンド」は打って変わって、洋風のケーキのようです。見た目も華やかですね。生地がやわらかいので、カリカリアーモンドとの食感のコントラストも快いです。
生地の伸びを試しながらちぎるのがすごく楽しい。発表会では残念ながらちぎったシーンを撮影することがNGで、実際の写真や動画を記事に載せられずでしたが、みなさん、ぜひ、発売後お店に足を運んだら「もにょ~ん」を体験してみてください。
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