このページの本文へ

未来の日本を支えるビジネスヒントが満載! 特許庁の広報誌「とっきょ」の最新55号は「進化するヘルスケア」特集! イノベーション創出を牽引する東京医科歯科大学の、産学連携の仕掛けとは?

2022年12月27日 12時00分更新

文● ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 知的財産の注目のトレンドを紹介する、特許庁の広報誌「とっきょ」の最新55号が発刊。今回は「進化するヘルスケア」特集と題し、日本の貴重な成長分野といえるヘルスケア市場の知財動向をレポート。その鍵を握る「産学連携」の最前線に位置する、国立大学法人 東京医科歯科大学の田中雄二郎学長にインタビューを行った。

▼「とっきょ」55号の、東京医科歯科大学・田中学長インタビュー記事はこちらから読むことができます
https://www.jpo.go.jp/news/koho/kohoshi/vol55/01_page3.html

TIP概念図(東京医科歯科大学提供の資料より)

東京医科歯科大学・田中雄二郎学長

 東京医科歯科大学は、2020年に指定国立大学法人(世界のトップ大学と競争し、日本のイノベーション創出を牽引できる国立大を支援する仕組み)として新たに指定された。

 大学全体で産学連携、特にスタートアップとの連携に力を入れて取り組んでいる。その施策の1つが、TMDUイノベーションパーク(TIP)だ。東京医科歯科大学の建物内に、スタートアップとコミュニケーションできる環境を設けてイノベーションが生まれやすくする仕掛けで、発足から約1年を経て、共同研究のプロジェクトも立ち上がり始めている。

 また、学長から任命された若手の研究者約30人が、産学連携を行いたい企業と学内教員の仲介役を務める「イノベーションプロモーター教員制度」も整備された。この試みには、研究者に産学連携や知財に対するマインドを高めてもらう狙いもあるという。

NECカラダケア

 これらの施策から、産学連携が実現してリリースされたものに「NECカラダケア」がある。「患者が重症化して来院する前に早期発見したい」という整形外科医のニーズと、日本電気株式会社(NEC)のヘルスケアビジネスをマッチングして事業化に至ったもので、東京医科歯科大学は現在もAI技術開発をNECと共同で行っており、新たな知財の誕生にもつながっている。このような「アカデミア発のアイデアをビジネスとして実装する」という、意義ある産学連携の担い手として、今後も東京医科歯科大学の動向が注目される。

▼「とっきょ」55号の、東京医科歯科大学・田中学長インタビュー記事はこちらから読むことができます
https://www.jpo.go.jp/news/koho/kohoshi/vol55/01_page3.html

▼「とっきょ」55号のTOPはこちらから
https://www.jpo.go.jp/news/koho/kohoshi/index.html

カテゴリートップへ

アスキー・ビジネスセレクション

ASCII.jp ビジネスヘッドライン

ピックアップ