「Photoshop」や「Lightroom」、「Premiere Pro」を使った性能評価も〇!
写真・動画編集に使えるホームPCとしておすすめ! インテル製dGPU「Arc A350M」搭載の<LAVIE N1585/EAL>
提供: NECパーソナルコンピュータ
第12世代Core i7とインテル® Arc™ A350Mでクリエイティブ用途にも対応可能
今回試した<N1585/EAL>は、CPUに12コア16スレッドの第12世代インテル® Core™ i7-1260Pプロセッサーが搭載されている。グラフィックスはインテル® Arc™ A350Mで、メモリは16GB(PC4-25600、デュアルチャネル対応)、ストレージは512GBのSSD(PCIe 4.0)という構成だ。
第12世代インテル® Core™ i7-1260Pプロセッサーは処理性能を重視したPコアが4つ、効率重視のEコアが8つ搭載された高効率&高性能なプロセッサー。Arcシリーズはインテルが満を持して投入したdGPUで、インテル® Arc™ A350Mはそのうちモバイル向けのエントリーモデルとなる。
それぞれ、どのくらいのパフォーマンスなのだろうか? そこで実際にベンチマークソフトやクリエイティブ系アプリで性能をチェックしてみることにした。
■性能評価ベンチマークテスト
まずは「CINEBENCH R23」でCPUの性能をテストしてみたところ、マルチコアが9524pts、シングルコアが1758ptsとなった。第12世代インテル® Core™ i7-1260Pプロセッサーはマルチタスクや動画エンコードなどに影響しやすいマルチコアのスコアだけでなく、アプリの動作に影響するシングルコアのスコアも非常に高いのが印象的。Officeなどのビジネスアプリはもちろん、クリエイティブ系アプリも快適に動作しそうだ。
続いて、PCの総合的な性能をチェックするためベンチマークソフト「PCMARK10」を実施してみたところ、次のような結果になった。
「PCMARK 10」スコア | |
---|---|
総合スコア | 5768 |
Essentials | 9593 |
Productivity | 7179 |
Digital Content Creation | 7565 |
快適さの目安は、基本性能を示すEssentialsが4100以上、ビジネスアプリのパフォーマンスを示すProductivityが4500以上、クリエイティブ系アプリのパフォーマンスを示すDigital Content Creationが3450以上となっているが、そのいずれも大きく上回っている。ビデオ会議やOfficeアプリを使った文書作成はもちろん、写真・動画編集などのクリエイティブ系の作業も快適に行える性能を持っていることがわかる。
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■グラフィック性能ベンチマークテスト
次に、「3DMARK」でグラフィックス性能をチェックしてみた。
「3DMARK」スコア | ||
---|---|---|
テスト | 総合スコア | グラフィックススコア |
Time Spy | 2952 | 2674 |
Fire Strike | 6786 | 7242 |
Night Raid | 21577 | 28506 |
インテル® Arc™ A350Mはエントリー向けのdGPUということもあって、最新のGeForce RTX 30シリーズなどに比べると控えめなスコアだが、GeForce GTX 1650 Max-Qあたりとは十分渡り合える性能を持っていることがわかる。軽め~中程度の重さのゲームをフルHDでプレイできるパフォーマンスで、ある程度本格的な写真編集や動画エンコードなどでも活躍してくれるはずだ。
■ゲーム系性能ベンチマークテスト
そこで、ゲーム系のベンチマークテストも試してみた。今回は、「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト」と「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」を使用している。
「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト」スコア | |||
---|---|---|---|
低品質 | 1920×1080 | 12175 | すごく快適 |
標準品質 | 1920×1080 | 11456 | すごく快適 |
最高品質 | 1920×1080 | 9936 | とても快適 |
「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」スコア | |||
---|---|---|---|
解像度 | 品質 | スコア | 評価 |
1920×1080 | 標準品質 | 10302 | 快適 |
1920×1080 | 高品質 | 7479 | やや快適 |
1920×1080 | 最高品質 | 5712 | 普通 |
標準品質であれば『ファイナルファンタジーXIV』のような中程度の重さのゲームもそこそこ快適にプレイできそうだ。
■ストレージ性能ベンチマークテスト
ストレージは、リード6900MB/sのSamsung Electronics製SSD(PCIe4.0x4)が搭載されていた。CrystalDiskMarkでチェックしてみたところ、ほぼ公称通りの性能。OSの起動やアプリの立ち上がり、スリープからの復帰、データの読み書きのいずれも非常に高速でサクサク動作した。
■クリエイティブ性能ベンチマークテスト
こうした性能の高さは、実作業でも生きてくるのだろうか? そこで、クリエイティブ系アプリを使ってその性能を確かめてみることにした。今回使用したのは、写真現像ソフトの「Adobe Lightroom Classic CC」、画像編集ソフトの「Adobe Photoshop CC」、動画編集ソフトの「Adobe Premiere Pro CC」で、それぞれRAW現像時間や動画の書き出し、フィルターの処理時間などを計測した。
まず、「Adobe Lightroom Classic CC」で20M画素(5184×3888ドット)のRAW画像100枚を現像した時間を計測した。その際、環境設定で「書き出しにGPUを使用」をオフにした場合と、オンにして処理した時間を測っている。
「Adobe Lightroom Classic CC」での処理時間 | ||
---|---|---|
GPUオフ | GPUオン | |
RAW現像 | 1分18秒15 | 54秒57 |
RAW画像の現像であれば、GPUオフでも1枚あたり1秒以内で現像できることがわかる。GPUをオンにした場合はさらに高速で、待ち時間を大幅に節約することが可能だ。これくらいサクサク処理できると、大量に撮影した写真の現像も気軽に行うことができる。
続いて、「Adobe Photoshop CC」で10M画素(3648×2736ドット)の画像を開き、機械学習(Adobe Sensei)機能を利用した重めの処理(被写体の選択、オブジェクトファインダー、ニューラルフィルター)を実行して処理時間を計測してみた。
「Adobe Photoshop CC」でのテスト処理時間 | |
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被写体の選択 | 2秒33 |
オブジェクトファインダー | 13秒93 |
ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除:高) | 1分02秒92 |
「被写体の選択」は、画像のうち被写体を自動認識してその輪郭に沿って選択範囲を作成してくれる機能。「オブジェクトファインダー」は、画像に含まれる複数のオブジェクトを抽出してくれる機能。ニューラルフィルターの「JPEGのノイズを削除」は、名称通りJPEG画像のノイズを除去して滑らかにしてくれる機能だ。いずれも性能が低めだと処理が完了するまで結構待たされるものばかりだが、本機ではあまり待たされずに処理が完了してしまった。
さらに、「Adobe Premiere Pro CC」で5分10秒の動画(4K/60fps)を解像度やフレームレートはそのままHEVC(H.265)に変換した速度を計測してみた。
「Adobe Premiere Pro CC」でのテスト処理時間 | |
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HEVC書き出し(ハードウェアエンコード) | 6分49秒 |
HEVC書き出し(ソフトウェアエンコード) | 12分43秒 |
結果を見ると、GPU(インテル® Arc™ A350M)を使ったハードウェアエンコードだとCPUだけのソフトエンコードに比べて倍近く高速になっている。dGPUを搭載した効果は非常に大きいと言えるだろう。高性能なCPUやグラフィックスを搭載した本機は写真・動画編集などのクリエイティブワークには力強い味方になってくれると言えそうだ。
ゲームやクリエイティブ用途の入門機としてもおすすめ
洗練されたデザインのボディに第12世代Core i7プロセッサーやインテル® Arc™ A350Mなどを搭載した<N1585/EAL>。軽め~中程度のゲームや写真・動画編集などにも対応できるパフォーマンスを実現しており、普段使いからゲームやクリエイティブ用途まで幅広く対応できる性能の高さが魅力的だ。
製品にはワイヤレスマウス(Bluetooth BlueLEDマウス)も付属するので、会社などでマウスを使っていてタッチパッドに慣れていないという人でもスムーズに使い始められる。また、dGPUが不要ならブルーレイディスクドライブやDVDスーパーマルチドライブを内蔵したモデルを選択することができるのもポイント。用途や使い方に合わせて幅広いラインアップが自分に合った1台を選んでみてほしい。
(提供:NECパーソナルコンピュータ)