三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、2021年4月から、3カ年の経営戦略に取り組んでいる。
経営方針として掲げたのが、会社のあり方を「デジタル化」すること、事業としての「強靭性」を重視すること、「エンゲージメント」を重視の経営をすることの3点だ。
多くの企業にとってデジタルは不可避であるが、金融機関も例外ではない。いや、MUFGが、経営方針の最初に掲げるほど、デジタルは金融機関にとっては重要なものになっている。
三菱UFJフィナンシャル・グループの亀澤宏規社長兼グループCEOは、「コロナ禍で社会環境の変化が加速し、会社の存在意義が強く問われる時代になってきた。MUFGは、金融インフラとしての責務を果たしつつ、社会の変化に順応していかなくてはならない。そこで、パーパスを定義しなおして、『世界が進むチカラになる』ことを新たに掲げた」と前置きし、「これからのキーワードは、デジタル、サステナビリティ、カルチャーの3つである」とする。
そして、「MUFGが目指すのは、金融デジタルプラットフォーマーである」と宣言する。
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