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テトラ・アビエーション、「空飛ぶクルマ」の新機種「Mk-5」を米国にて初公開・予約販売開始

 テトラ・アビエーションは7月28日、同社が開発する「空飛ぶクルマ」(eVTOL)の新機種「Mk-5」を米国にて初公開し、予約販売を開始した。

 同社では2020年2月に米国で開催された国際航空機開発コンペ「GoFly」において唯一の賞金獲得チームとしてディスラプター賞を獲得し、その後1年をかけて本新機種Mk-5を開発していた。Mk-5は固定翼に32個のローターにより垂直方向へ飛行し、尾翼にある1個のローターで水平方向への飛行を行なうeVTOL(垂直離着陸型航空機)。32個のローターの4つが故障した場合でも安定した飛行を行なうことができるという。

 世界最大級の航空ショーであるエアベンチャーオシュコシュ2021にて購入予約のための有料ミーティングのアポイントを獲得し、8月にはカリフォルニア州で認証取得に向けた飛行試験を開始する。今後、個人顧客向けに40機ほどの予約を獲得し、予約から1年後のデリバリーを実現することを予定。資金調達をしながら開発を進めるという。

AERO NEWS NETWORKのRex J. Alexander氏からインタビューを受ける代表中井佑

イベント初日、オープン時

 Mk-5は1人乗りeVTOL機で米国の航空機クラスとしてはホームビルド機として取り扱われる。翼幅8620×全長6150×高さ2510mm、巡航速度144km/h、航続距離151km。

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