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豪華ラインナップが充実!シチズンのIoT対応新・スマートウォッチを解説

2021年07月01日 09時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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光で発電するEco-Driveは、太陽光はもちろん、室内のわずかな光でも充電が可能だ

光発電Eco-Drive対応だからケーブル充電が要らない

 そしてもうひとつの共通点がシチズン独自の「光発電Eco-Drive(エコ・ドライブ)テクノロジー」だ。すべてのモデルがヘッドに内蔵するソーラーセルにより、太陽光や室内のわずかな光を集めて本体を長時間に渡って動かすバッテリーに換えられる。光発電によって得た電気は二次電池に蓄えられるので、日が暮れた後も屋内外を問わず、また真っ暗な環境にいても時計の針が正確に時を刻み続ける。

 シチズンの光発電Eco-Drive対応スマートウォッチはいずれも定期的なケーブル充電、または一次電池の交換を必要としないことが強みだ。月に1度ぐらいの頻度で5〜6時間、時計のヘッドを太陽に向けて充電する使い方も推奨されているが、実際には本機を身に着けてふつうに屋外を歩くだけでコンスタントに充電ができるので、不意のバッテリー切れを心配する必要はないと思う。

 個性豊かなラインナップが出揃ったことで、シチズン独自のIoTプラットフォーム「Riiiver(リィイバー)」にますます強い関心の目が向けられるだろう。あるいはこれまでに「デジタル色が強すぎるデザイン」や「充電の手間」により、スマートウォッチには食指が動かなかったという方もいると思う。

 アナログ時計の風合いと質感を備え、ユーザーを充電の手間から解放する先進技術を特長とする「時計メーカーのシチズン」が誇るスマートウォッチは、潜在的なスマートウォッチユーザーの好奇心を鷲づかみにしそうだ。表示される情報の視認性が高い文字盤、手首に柔らかく馴染むバンドなど、細部にこだわり抜いた完成度の高さにぜひ触れてみてほしい。

 

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