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Eco-Drive Riiiverの使い方 第18回

家電の自動操作ができるスマートウォッチ、シチズン「Eco-Drive Riiiver」でスマートリモコン連携の新機能を試す

2021年04月30日 09時00分更新

文● 井上 晃 編集●飯島恵里子/ASCII

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「iiideaPlayer」アプリで、「iiidea」タブを選択し(左)、「ストアからダウンロード」を選択(右)

エリア移動をトリガーにすることも可能

 こうした家電操作のトリガーには、位置情報も利用できる。スマートフォン向けの「iiideaPlayer」アプリ(バージョン 1.0.2)を利用すると「ACエリアでON(温度/湿度)」というiiideaが用意されているので、こちらの画面にて紹介しておきたい。

 同iiideaを使えば、位置情報に基づいて、エアコンのオン・オフを切り替えることができる。そもそも、Nature Remo単体で利用した場合、何時から何時までの間に、指定のエリアを出入りしたらエアコンをオン・オフ――という制御が可能だ。しかしiiideaを経由した場合、トリガーの条件として、時間が指定できない代わりに、指定のエリアを出入りして、“室温が何度だったら”エアコンをオン/オフという制御が可能になる。

上述した手順と同様に、ストア上から「ACエリアでON(温度/湿度)」をダウンロードしたのち、iiideaPlayerアプリ画面で「設定」をタップ。同画面でスイッチもオンにしておこう(左)。カスタマイズ画面で「サービス連携」の「連携する」と「位置情報連携」の「許可する」をタップして、権限を付与する(右)

エリアと半径を指定し(左)、室温の条件やエアコンの挙動を指定(右)。これで移動に伴って、Nature Remoと連携し、エアコンを制御できるようになる

スマートウォッチやスマホアプリから柔軟にエアコンを操作

 Nature Remoアプリではなく、Eco-Drive Riiiverを介してオートメーション設定をするメリットは、ウォッチ側で番号の選択しなければ、機能が有効にならないことにあるだろう。要するに、本稿で紹介した設定では、iiidea用のダイヤルを2や3に変えておくことで、オートメーションがオフになる。また、複数の設定をウォッチに配置しておくことで、例えば、エアコンがオンになる時間や設定温度を手元の操作で切り替えることができるようになることも重要だ。

 Eco-Drive Riiiver、またはNature Remoをすでに持っている場合、より柔軟な運用をするために、両者を組み合わせることを検討してみてはいかがだろうか。

 

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