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オンライン会議や外部ディスプレーによるプレゼンなど、テレワーク用途で大活躍!

Ryzen搭載、持ち運びと性能のバランスが取れたテレワーク向け13型モバイルノートPC<Lenovo IdeaPad S540>

文●林 佑樹(@necamax) 編集●市川/ASCII

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<Lenovo IdeaPad S540>

 2020年の新生活シーズンではモバイル性能を重視したノートパソコンが定番だったが、周知の通り、2021年の新生活シーズン事情は異なる。すでに体感している人もいるハズだが、ノートパソコンに求められる性能が高くなった。たとえば、テレワークで外部ディスプレーを使用したり、そのままオンライン会議をしたりといった操作が増えたことが大きい。とはいえ、ノートパソコンはキーボードをチェックしたり、実際に持ってみたフィールも重要であり、店頭でのチェックを重視する人もいるだろう。そういうわけで、今回は店頭チェックをオススメしたい<Lenovo IdeaPad S540>をレポートする。

持ち運びと性能のバランスが取れたモバイルノート

 <Lenovo IdeaPad S540>は、13型のモバイルノートパソコンになるが、Ryzen 7 4800Uを搭載することで、モバイルノートパソコンとしては高いグラフィック性能を持つ。インテルCPU搭載機に比べるとバッテリーライフの短さは確かにあるのだが、上記したようにテレワークがメインになると出先での長時間作業割合は大きく減少するため、携行性重視よりは、携行性とグラフィック性能のバランスを取ったほうが作業効率がアップするというわけだ。構成については後述する。

天板の片隅にロゴがあるだけ

 サイズはおよそ幅296.9×奥行208.6×高さ15.95mm、重量は約1.25kgになる。写真を見てもわかるようにベゼル幅は狭くなっており、物理サイズは従来の13型よりもコンパクトだ。重量についてもオフィス内もしくは自宅内での持ち運びもしやすいほか、もちろん、携行しての外出もしやすい。ACアダプターも小型になっており、重量はケーブル込みで約347g。トータルではちょっと重いのだが、バッテリーライフはカタログスペックで約16時間。オンライン会議を挟んだ場合でも8時間近く動作させられる。なお、充電時間はパワーオフ時で約3.5時間になる。

本体正面。佇まいはスタンダードなノートパソコンだ

 ディスプレーはIPSパネル方式で、解像度は2560×1600ドットを採用する。グレアタイプだが、映り込みへの対策が施されており、背に光源でもない限り、映り込みが気になるケースは少なかった。16:9よりも縦幅があり、作業しやすい点がいい。資料やExcelの表示の際に助かるだろう。また、ディスプレー上部にウェブカメラ(720p)とIRカメラ、マイクを備えている。オンライン会議向けの画質になっているほか、IRカメラはログオンなどに使用できるため、別途カメラを用意する手間がない。

 インターフェースは最小限に近く、USB 3.0 Type-C×2、USB 3.0 Type-A×1、ヘッドセット端子を備えている。また、USB 3.0 Type-CはPower DeliveryとDC in、DisplayPort出力も兼ねており、充電もしくは外部ディスプレーを使用する際は1ポート減ることになるが、どうしても必要になるのはマウスを別途用意する場合くらいと思われるため、作業効率への影響はないだろう。通信規格はWi-Fi 6(IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.0に準拠する。

インターフェースは左右にあるが、少数であり、把握しやすい

 キーボードは、打鍵と静音性のバランスを重視している。キーボード面右端のレイアウトがやや詰まっているが、使用頻度から逆算したレイアウトになっており、開封してからEnterキーの位置を少し意識しておけば、すぐに慣れるだろう。これは店頭で実際にチェックしてみるとわかるが、意外にも馴染みやすいのだ。

 また、タッチパッドはパームレストと一体型だ。表面はガラスになっており、指の滑りがよく、クリックボタン部分の反応もいい。クリックボタンを押すと内蔵バイブレーターが動作するため、オンライン会議中に操作音をマイクが拾ってしまって邪魔になることがないのもうれしい。

キーボード面

タッチパッドは表面がガラスになっており、パームレストとのつなぎ目がない仕様となっている。ただし、写真ではよく見ないとわからないが、タッチパッドの部分の四隅には“「」”のようなマークがプリントされており、判別できるようになっている

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