「ag WHP01K」は、agブランドでは初のワイヤレス・ヘッドホン製品だ。3月5日に発売開始され、直販価格9800円と安価でありながらハイブリッド・アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能が搭載されている。また、テレワークなどのためにノイズキャンセリングは本体とは独立回路が採用されているのでANCだけでの使用もできる。
finalが音質を監修している点もポイントだ。名称にKがついているように、マニアのサブ機を称する音質の高さを特徴としている。普通こうした製品は、デジタル部分で大きく味付けをするものだが、WHP01Kでは、完全ワイヤレスの「TWS01K」や「TWS04K」シリーズのように、ドライバーの音響特性を追求し、Bluetoothに起因する高音域の気になる部分のみわずかにイコライザーで補正するという独自の方法を採用している。
つまりデジタルに頼らず素の状態での素直な音の良さを目指しているわけだ。
低価格帯ながら、高音質で低遅延のaptX Low Latency(aptX LL)コーデックに対応している。また、電池切れの心配がなく、さらに低遅延で使いたい人を想定し、有線接続もできるように3.5mmケーブルも付属している。再生時間は一回の充電でANCオフで約35時間、ANCオンで25時間の再生が可能と長めだ。カラーはダークグレー、ブラック、ホワイトクリームの三色が用意され、本稿ではダークグレーのモデルを使用した。
この連載の記事
-
第285回
AV
新感覚のオーディオイベント「REB fes」を体験、自分だけのストーリー実現に悩もう! -
第284回
AV
JBLによる2つの新提案「LIVE BEAM 3」と「Fit Checker」を体験してきた -
第283回
AV
グーグル、プロも驚く音楽生成AI「Music AI Sandbox」を開発 -
第282回
AV
液晶をタッチして操作する、Volumioの新ネットワークプレーヤー「Motivo」 -
第281回
AV
HIGH END Munich 2024出展製品から、気になるエントリーオーディオをセレクト -
第280回
AV
水月雨がオーディオファン向けスマホを開発、複雑になりすぎたスマホ高音質再生への問いかけ -
第279回
AV
Chordの積み木型オーディオシステムが面白い、「Suzi」と「Suzi Pre」 -
第278回
AV
さすがにSpotifyもロスレス対応しそう、Redditユーザーがさらに解析結果をリーク -
第277回
AV
スマホがLE Audioに対応していなくても、なぜAuracastを使えるのか? -
第276回
AV
Amazon Musicも生成AIを使ったプレイリスト作成機能提供、あいまいな指示に応える -
第275回
AV
ソリッドなステンレス筐体とK2HDサウンド、iFi audioの「Go bar 剣聖」 - この連載の一覧へ