NTTドコモがアップル製品の販売を強化し始めている。
NTTドコモは2020年7月より、法人向けのサイトにて「Apple at Work」というページを設けるようになった。
このApple at Workは、アップルがiPhoneやiPadを企業で導入してもらい、社員が円滑に共同作業をしてもらえるような使い方などのヒントを与えるページとして位置付けられている。
●キャリアにはありがたい「Apple at Work」
日本で、iPhoneといえば、2008年にソフトバンクが取り扱いを開始し、その後、2011年にKDDI、そして2013年になってようやくNTTドコモが販売したという過去がある。
最近ではMVNOのmineoなどもiPhoneを取り使っているようだが、キャリアという点においては3キャリアがそれぞれ個人向けと法人向けでiPhoneを売っている。
そんな中、これからNTTドコモは国内キャリアとしては独占的に「Apple at Work」をアピールしていくことになる。つまり、KDDIやソフトバンクよりも、法人向けにiPhoneやiPadの販売に今まで以上に本腰を入れていくようだ。
NTTドコモによれば「今回はAppleからお声がけをいただき、本取り組みを開始しました。日本ではドコモが初のパートナーキャリアであり、当社のサービスソリューションと連携し、双方の販売相乗効果が高まると考え、連携することにしました」と語る。
アップル製品はセキュリティ面に定評があり、データ保護や個人情報の取り扱いなど、法人のIT部門が安心して使えるような配慮がされている点が支持されている。また、Microsoft365やSlack、G Suiteなど企業で導入されているコラボレーションツールのアプリが揃っているというのも魅力と言える。
キャリアにとってみても、iPhoneだけでなくiPad、さらにはMicrosoft365やG Suiteも一緒に営業できるというのがありがたく、相乗効果が期待できるというわけだ。
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