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Elix、アステラス製薬とAIを活用した共同研究を開始

株式会社Elix
2020年08月06日

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株式会社Elix
目標はAIを用いた活性予測・化合物構造生成・逆合成解析を行うアルゴリズムの開発

ディープラーニング・機械学習に特化したテクノロジー企業の株式会社Elix(代表取締役: 結城 伸哉 (ゆうき しんや)/ 本社:東京都千代田区、以下「Elix」)は、AIを活用した活性予測・化合物構造生成・逆合成解析のためのアルゴリズム開発を目的とし、アステラス製薬株式会社(本社:東京都中央区、以下「アステラス製薬」)と共同研究を2020年7月より開始致しました。


Elixは、ディープラーニング・機械学習に特化したテクノロジー企業で、2019年10月に創薬・医療系ベンチャーに特化した育成支援プログラムであるBlockbuster Tokyoに参加したことをきっかけにAI創薬領域に本格参入しています。




本共同研究は、AIを用いた化合物の薬理活性やその他の特性(ADME、物性、毒性等)予測、化合物構造の生成、化合物の逆合成解析を目的としています。

現在、創薬に要する時間の短縮や、化学者では思いつきづらい化合物構造の提案をできる可能性があることから、AI創薬に注目が集まっています。しかしながら、特性予測や化合物構造生成のAI研究が進む一方で、化合物の合成可能性についてはまだあまり考慮されていない状況にあります。

この共同研究に基づき、私達は、AIによる特性予測と化合物構造生成に加えて逆合成解析に注力し、合成可能性の高い化合物構造の生成や、より効率の良い合成経路探索に重きを置いて研究を行っています。Elixがこれまで開発を進めてきた特性予測・化合物構造生成・逆合成解析モデルを活かしつつ、より実用的に使えるようアルゴリズムを強化し、アステラス製薬が同アルゴリズムの評価と自社の創薬データを用いた追加学習を行うことで、より実用的なアルゴリズムの開発を目指しています。

Elixおよびアステラス製薬は、AIを用いた創薬プロセスの改善を通じて、世界の人々の健康に貢献できるよう尽力致します。


本プロジェクトに対するElix 代表 結城 伸哉からのコメント
創薬プロセスの効率化や新規化合物の探索を行う上で、AI創薬は非常に有望な技術だと考えています。アステラス製薬と弊社が互いに異なる強みを持ち寄って共同研究を行うことで、世の中にインパクトのある成果をあげることを期待しています。


アステラス製薬株式会社について
アステラス製薬は、世界70カ国以上で事業活動を展開している製薬企業です。最先端のバイオロジーやモダリティ/テクノロジーの組み合わせを駆使し、アンメットメディカルニーズの高い疾患に対する革新的な医薬品の創出に取り組んでいます(Focus Areaアプローチ)。さらに、医療用医薬品(Rx)事業で培った強みをベースに、最先端の医療技術と異分野のパートナーの技術を融合した製品やサービス(Rx+(R))の創出にも挑戦しています。アステラス製薬は、変化する医療の最先端に立ち、科学の進歩を患者さんの価値に変えていきます。アステラス製薬の詳細については、(https://www.astellas.com/jp/)をご覧ください。


株式会社Elixについて
ディープラーニング・機械学習に特化したテクノロジー企業として、AI創薬/マテリアルズ・インフォマティクス(材料開発)とコンピュータービジョン(画像認識)に注力し事業を展開。現在は、大手企業のR&D部門を主としたクライアント向けに、コンサルティング、モデル開発・改良、モデルのライセンス提供までを一気通貫でサポートするほか、共同研究を実施しています。現在は、AI創薬/マテリアルズ・インフォマティクスとコンピュータービジョン(画像認識)を主力領域とし、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療薬探索に関する研究等も実施しています。

企業名:株式会社Elix
本社住所:〒102-0081 東京都千代田区四番町8−34 第2東郷パークビル3階
代表者:代表取締役CEO 結城 伸哉
設立:2016年
URL:https://www.elix-inc.com/jp

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