日本市場向けの機能はそのままに
カメラが4眼になり使い勝手向上!
日本市場向けにデザインされ、市場でも評価が高かった「OPPO Reno A」。その後継モデルとして「OPPO Reno3 A」がSIMフリーモデルとして登場した。引き続き日本市場向けというコンセプトはキープしつつ、カメラはクアッド仕様になるなど、前モデルから約半年でのリリースとはいえ、強化されているポイントも多い。
ディスプレーサイズは6.44型(1080×2400ドット)で、アスペクト比は20:9。有機ELパネルを採用しており、発色も良くドット感もない精細なディスプレーで非常に見やすい印象だ。ディスプレー上部にディアドロップ型のノッチはあるものの、大きくないのであまり気にはならない。
ベゼルは上部と左右がナローで、下部の方は若干厚みがある。といっても十分狭額縁の部類。そのため画面占有率も高く、今時のスマートフォンに仕上がっている。
本体カラーはホワイトとブラックの2色展開。レビュー用に貸し出されたモデルはブラック。サイズは約74.1×160.9×8.2mm。エッジに丸みを帯びた処理が施されているので、しっかりとグリップしやすいデザインだ。
ちなみに、製品にはクリアケースも同梱されているので、別途ケースを購入する必要はない。Android系のケースはあまり種類がないこともあり、あらかじめ付属しているのはありがたい。
本体右側面に電源ボタン、本体左側面に音量ボタンを配置。本体下部にはUSB Type-C(USB 2.0)とイヤホンジャックを装備。イヤホン・ヘッドホンは有線派だというユーザーにはうれしいポイント。
バッテリーは約4025mAhで連続通話時間は約1260分。充電はOPPO Find Xなどに採用されているOPPO独自企画のSuper VOOCではなく、クアルコムのQuick Charge 2.0に対応。最大18Wでの充電が可能で、付属の充電器も出力が最大9V/2Aとなっている。
前モデルのOPPO Reno Aは日本市場向けに開発されたモデルといわれており、OPPO Reno3 Aも、日本市場に合わせた機能や性能を搭載。前モデルから引き続き、おサイフケータイ機能が利用でき、各種決済サービスなどが利用できる。また防水・防じん性能もIPX8/IP6Xに準拠。水濡れなどを気にせず使える。
生体認証として顔認証とあわせて、指紋認証センサーをディスプレー内に搭載。画面をタッチするだけでロック解除ができる。マスクをしていても問題ないので、昨今の状況ではありがたい機能といえる。
CPUのランクが下がったのは残念だが
メモリーとストレージはハイエンドに匹敵
プロセッサーはSnapdragon 665(オクタコア、2.0GHz×4、1.8GHz×4)を採用。前モデルのOPPO Reno AはSnapdragon710とワンランク上の7xx番台のプロセッサーを搭載していたので物足りなさは感じるが、メモリーは引き続き6GB、内蔵ストレージは128GBとハイエンドモデルに匹敵するスペック。
特にメモリー6GBの効果も大きく、画面スクロールやアプリの起動、切り替えにもたつくことはなく、スムーズに操作できた。本体の性能を効率良く活用できるアプリ「ゲームスペース」や、バッテリーの設定には「高パフォーマンスモード」も用意されているので、3Dゲームなど動作のヘビーなアプリでも設定次第ではプレイできるレベルだ。
各種ベンチマークの結果は下記のとおり。最近のSnapdragon 8xx番台のようなハイエンドのプロセッサーに比べるとCPUやグラフィックの数値は落ちるが、実際の使用感は数値ほどの酷くはなく、十分実用できると感じた。
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