最新PCゲームチェッカー 第6回
東京マップを例にしてWorld War Zのゲームプレーを紹介
連携が大事!「World War Z」は骨太な難易度で遊び甲斐ありのゾンビゲー
2019年06月24日 17時00分更新
Saber Interactiveが制作した「World War Z」は、波のように押し寄せてくるゾンビの大群と、最大4人までのCO-OPプレーが特長のTPS×ゾンビシューターゲーム。やり込み度抜群のゲームモードをはじめ、固有のパークを装備した6つのクラスと武器レベル、バリエーション豊富な敵など、遊び甲斐のあるゲーム体験ができるのが魅力となっている。
前回は概要となるゲームシステムについて取り上げたが、今回のテーマはWorld War Zのゲームプレー。どういったゲームプレーが可能なのか、本作に登場する「東京」マップを例にして紹介しよう。
ゾンビだらけの東京をぶらりと散策してみた
東京マップの第1ステージ「Setting Sun(落日)」をプレー。World War Zに登場する東京は、私が思い描いていたものと大きく異なっていた。そこは、夕焼け色に染まり、緑あふれる自然に囲まれた田舎町。のどかな風景があたり一面に広がっていて、歩くだけでノスタルジックな感情が湧いてくる。「夕焼けや あゝ夕焼けや 夕焼けや」とひねりがない俳句を詠んでしまうほどの、日本らしい情緒的な風景がそこにはあった。
だが、もう少し奥まで進むと、ハリウッド映画でよく見かける違和感100%の日本が、待ってましたとばかりに姿を見せる。たとえば、上記画像にある「勝利」という謎の店。甲冑姿の武士がトレードマークなのだが、この店で何を売っているのかが気になって仕方がない。そのほかにも、カタカナ英語を多用した張り紙や、「だし道楽」と書かれたお菓子の自動販売機などといったオブジェクトが、日本人のツッコミ精神を強く刺激する。
旅は道連れ、世は地獄?!
東京のゾンビは容赦なく襲い掛かってくる
さらに奥へ進むと、みなさんお待ちかねのゾンビに遭遇する。最初はゾンビの数が少なく、落ち着いて行動すれば問題はない。だが、奥へ進めば進むほどゾンビの量は増えていくため、否が応でもサブマシンガンやアサルトライフルといった火力高めの武器を使用しなければならない。武器のチョイスもそうだが、「旅は道連れ世は情け」というように、仲間たちとの連携力も勝利のカギとなる。どちらかといえば「旅は道連れ世は地獄」だが。
次のポイントに到達するまでの間、ゾンビはランダムで出現し続ける。だから、仲間とうまく連携して迎撃しつつ、急いで次のポイントに到達しなければならない。また、突然後ろからゾンビに襲われることもあるので、必ずしも前方から襲ってくるとは限らないのだ。
アクションゲームに自信がない人でも「後ろからゾンビがぁあああ!」と鬼気迫る感じで報告すれば、ゾンビ映画のような雰囲気が出るしチームに貢献もできるはずだ。仲間と阿鼻叫喚を共有しあうのも楽しみのひとつといえよう。
この連載の記事
-
第77回
ゲーム
『百英雄伝』リッチな作りで好印象!往年の名作RPGを遊んだ手触りがよみがえる【ゲームプレイレビュー】 -
第76回
ゲーム
すべてが極上のハイファンタジー体験!『ドラゴンズドグマ 2』を先行レビュー -
第75回
ゲーム
序盤の金策はスジモンが便利!『龍が如く8』物語、バトル、やり込みすべてが楽しい傑作RPG【Steamゲームレビュー】 -
第74回
ゲーム
人類の夜明けはどっちだ!『New Cycle』資源管理が楽しい街づくりSLG【Steamゲームレビュー】 -
第73回
ゲーム
あの黄金時代が再び!『Sea of Stars』はSFC全盛期の良さを蘇らせた「レトロJRPG」だ -
第72回
ゲーム
なにこれ楽しい…!『ロックマンX DiVE オフライン』好きなキャラと装備を組める神ゲーをプレイ!! -
第71回
ゲーム
シリアスなのになぜか笑えるんです。『AI: ソムニウムファイル ニルヴァーナ イニシアチブ』プレイレビュー -
第70回
ゲーム
6v6から5v5になり立ち回りが変わった!新要素満載の『オーバーウォッチ2』第1回PvPベータプレイレポ -
第69回
ゲーム
キャラクターの中にひとりだけ殺害者が!最大4人で遊べる対戦推理ゲーム『クライムサイト』先行プレイレポ -
第68回
ゲーム
極上の映像環境で“ひと狩り”行こうぜ!PC版『モンスターハンターライズ』のプレイインプレッションを交えつつその魅力を紹介 -
第67回
ゲーム
『レインボーシックス エクストラクション』先行体験レポート、シビアながらも手に汗握るCOOPが楽しめる - この連載の一覧へ