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2019年の時計業界を展望!「バーゼルワールド2019」レポート 第3回

新たな耐衝撃構造で強度を高め、しかもシリーズ最軽量を実現

G-SHOCKグラビティマスター限定GWR-B1000X「カーボンずくめ感」がすごい

2019年03月22日 08時30分更新

文● 飯島恵里子/ASCII

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「GRAVITYMASTER(グラビティマスター)」シリーズの限定モデル「GWR-B1000X」4月発売予定

 カシオ計算機は3月20日、G-SHOCKブランドにおいて航空をコンセプトをもつ「GRAVITYMASTER(グラビティマスター)」シリーズから、ブランドカラーの「赤」をキーカラーに使用した限定モデル「GWR-B1000X」を発表した。

 欧州、イギリス、北米、香港、韓国、そのほかアジア諸国、中東、オセアニアにて発売され、日本では4月発売予定。価格は未発表。

GWR-B1000Xと同じ構造を持つGWR-B1000による「カーボンコアガード構造」の概略

新たな耐衝撃構造で強度を高め、さらにシリーズ最軽量を実現

 GWR-B1000Xは、3月15日に発売されたGWR-B1000と同じく「カーボンコアガード構造」を採用している。カシオ曰く「樹脂の軽さと、メタルを超える強さを併せもつ、第3のマテリアル」であるカーボンを利用し、パイロットウォッチに求められる耐衝撃性と、GRAVITYMASTERで最軽量となる重さ72gを同時に実現したというもの。

ケースと裏蓋が一体構造の「カーボンモノコックケース」。質感と形状が得も言われぬカッコよさ!

なかなか見る機会のない、カーボンモノコックケースの内側

 なかでも、カーボンに劣化しにくい最高級樹脂を練り込んだ「カーボンモノコックケース」は、ケースと裏蓋を一体構造にすることで強度と気密性を確保し、文字盤もカーボン、バンドはカーボン繊維による「カーボンファイバーインサートバンド」仕様だ。

52層のカーボンシートを積層し切削成形した「カーボン積層ベゼル」とボタンガードのないプッシュボタン

 さらに限定モデルGWR-B1000Xは、52層のカーボンシートを積層し切削成形した「カーボン積層ベゼル」を使用しているため、サイドから見るとベゼルが黒と赤のミルフィーユのように見える。このように、航空機の機体にも使用されるカーボン素材をさまざまなパーツに多用した限定モデルに相応しい、贅沢な仕上がり。

 また、ケースの強度向上と回路押さえ板の構造を見直し、ボタンシャフトや基板への直接的な衝撃を抑制、「ボタンガードのない構造」を可能とした。

電波、モバイルリンク、タフソーラーかつ20気圧防水

 GWR-B1000Xは、TRIPLE G RESIST(耐衝撃性能、耐遠心重力性能、耐振動性能)、ラストレジスト構造(防錆構造)、標準電波とBluetooth経由でスマートフォンと接続するモバイルリンク機能、カシオ独自のソーラー充電システム「タフソーラー」、20気圧防水と日常使いには非の打ち所がないスペックだ。

 サイズは縦50.1×横46.4×厚さ16.9mm、質量は約72g。


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