先日、ASCII.jpでソニーの「サイバーショット DSC-RX100M6」とパナソニックの「LUMIX DC-TX2」の対決! てな記事を書いたんだけど、そっちはもちろん普通のデジカメ記事なので猫写真で埋め尽くすわけにはいかない。
でも、もちろん猫写真はいっぱい撮ってた。そういうのはここで吐き出すのである。
なにしろ、この2台はお気軽猫撮りコンデジのツートップなのだ。お気軽じゃない猫撮り向きカメラはいろいろとあるわけだが、この2台は、ふらふらお散歩してたら猫と遭遇したってとき「バッグにこれが入っててよかった」的なお気軽コンデジ。
スマートフォンじゃあ望遠や画質が撮りたい、でもデカいカメラはいつも持ってるわけじゃない、という感じで、普段使いには最適なのだ。
まずはコストパフォーマンスが高くて望遠に強いTX2の方から。
背面モニターがチルトしないので猫目線撮影は撮りづらいけど、その分お値段もお手頃(それでも10万円前後するが)で望遠に強い。だから、近寄れる猫はより大きく、近寄らせてくれない猫もそれなりに撮れるのがよい点なのだ。
冒頭写真の猫は、あまりに暑くて駐車場のすみでぐでーっと寝てたので、起こさないようにそっと望遠で狙ったカット。もっと近寄らせてはくれたけど、近寄ると起きちゃうのだ。猫だからその辺は敏感。
ええ、不用意に近づいたら起きちゃったのですよ。
起きたら起きたで、どのくらい人に慣れてるかなってことで人差し指を差し出して呼んでみたら、ちょっとだけ興味を示してくれた。
猫が近づいて指先をくんくんしてくれることを期待して、カメラは一番広角側にして待ち構えてみたけど、ちょっと興味を示しただけで近づいてはくれませんでした。残念。
まあしょうがないですな。
お次は地域猫がいるとある公園で。
人通りが激しいのに慣れてるのか、ほどほどまで近寄らせてくれる猫が多いので、TX2ほどの望遠(光学15倍)はいらないのであるが、ほどほど近寄れる猫をぐっとアップで撮れるのが望遠のよさである。
人が入れない草の奥でくつろいでた2匹の猫。手前のサビ猫がなんとなくボスっぽい。こういうときこそTX2の出番。
後ろにいるミケも気になるよねってことで、今度はそちらを。
タッチAFの反応がいいので、後ろの猫にピントを合わせてね、と画面をタッチするだけでOKなのがすばらしい。
さて手前のサビネコ、やがてのそっと起きだし、こっちをじっと見つめたかと思ったら、こっちへ2歩3歩歩きはじめ、じろっとカメラのレンズをニラんだのでその瞬間を。
これはそこまで望遠にはしてない。右前足が下に伸びてるポーズを撮りたかったから。
そうそう、さっきの写真と顔が全然違うじゃないか、ほんとに同じ猫? と思われるかもしれないが、猫も人もそうだけど望遠の率(まあ焦点距離)によって顔と身体の比率や顔の立体感って違って見えるし、寝てるときと立ってるときでは身体つきも違って見えるし、猫の場合は特にちょっとした日差しの関係で色が違って見えることあるから面白いのである。
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