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タフネスウオッチの時代を開拓し、時代に応じた進歩を遂げた30余年の歴史

G-SHOCK、世界累計出荷台数1億個を突破

2017年09月01日 17時30分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

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初代モデル「DW-5000C」

 カシオ計算機は9月1日、耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」の世界累計出荷個数が1億個を突破したと発表した。

 G-SHOCKは1983年4月に「DW-5000C」を発売。それまでの「腕時計はこわれやすい」という常識を覆してタフネスウオッチという市場を切り開いた。以来、機能や性能の向上とともにさまざまなモデルを投入している。

2017年度は8月までの出荷個数

 1990年の液晶グラフィック搭載「DW-5900C」がアメリカ西海岸のスケートボード文化に支持されたのをきっかけに世界的に流行。日本ではストリートファッションのひとつとして1990年代に注目が集まりヒット商品に成長。

左より「DW-5900C」、「MRG-100」、「GW-300」、「GW-9200」

 その後、若者向け文化だけではなく大人の男性向けとした「MRG-1」、フルメタルボデイの「MRG-100」(いずれも1996年)などバリエーションを広げた。90年代後期にはG-SHOCKブームはいったん終息したものの、2002年には電波ソーラーの「GW-300」や世界6極の「GW-9200」など、G-SHOCKの原点に戻った性能強化と機能の追求を進めた。

左より、「GB-6900」、「GPW-2000」

 さらには近年になっても機能強化の流れを継続。Bluetooth対応の「GB-6900」(2012年)やGPS対応「GPW-2000」(2017年)など、時代に合わせた最先端のリストウオッチとして進化を継続している。

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