純粋な“アウトドアツール”として“ソーラー充電器”を購入する日本人がどのくらいいるのか、今のところ筆者にはまったく想像もつかない。
まして、国内一般市場のソーラー充電器の販売総数は、すでに国民の多くの認知を受けている“モバイルバッテリー”の巨大市場と比較しても極めて少数だろう。
しかし、関西淡路大震災や東日本大震災を経験した多くの人々は、スマホ時代に、なんとなく“スマホの充電機能と手段の多様性”の重要度に関して関心は高いだろう。
今回、筆者は真面目に“ディザスター”対応として、メールニュースを見て「ソーラーペーパー」と呼ばれる太陽光充電器を衝動買いしてしまった。
手軽に太陽光充電ができる「ソーラーペーパー」
ソーラーペーパーは従来から、秋葉原などで売られているいかつく大きな工業製品とは異なり、極めてスマートでコンパクトな外観が特徴の太陽光充電器だ。
必要に応じて薄いソーラーパネルを買い増しして、太陽光による発電量を増加させることができるのが特徴の変わり種だ。
筆者の購入したキットは、基本セットとなるUSBポートの付属する重さ75gの「メインパネル」(2.5W)と太陽光発電パネルだけの65gの「補助パネル」(2.5W)が各1枚組み合わされた「ソーラーパネル5Wセット」だ。
当初から補助パネルが2枚で合計3枚のパネルになる「7.5Wセット」や、補助パネルが3枚で合計4枚のパネルになる「10Wセット」、補助パネルが5枚で合計6枚のパネルになる「15Wセット」などを入手することも可能だ。
もちろん、当初は2枚のミニマムセットでスタートして、補助パネルだけを買い増して充電スピードをアップすることも可能な仕様となっている。
筆者のキットパッケージにはUSBポートが2個付いたメインパネルと補助パネルの2枚がマグネットでくっついた状態で収納されていた。
メインパネルと補助パネルは、2mm厚のパネル側面に取り付けられたマグネットで連結するように作られている。
しかし、平坦な場所に設置するのではなく、太陽光の角度に合わせるべく、壁面に吊るしたり、バックパックに取り付けたりする場合も想定されている。
その場合、マグネット吸着だけでは接続強度が足りず、2枚の太陽光パネルが分離してしまう可能性が高い。キットにはそれらのトラブルを回避するために使用する固定ボルトと連結ゴムなどのオプションも付属する。
登山などのアウトドアスポーツとはほぼ無縁の筆者だが、太陽光の角度によっては連結したパネルを斜めに設置せざるを得ない場合がありそうなので、ひとまず付属の連結ゴムと固定ボルトを使って2枚のパネルを固定してみた。取り付けに関しては極めて簡単で、これで携帯時の紛失やパネル落下などを防ぐことができるなら、スマートさは多少劣るが十分にその価値はあるだろう。
マグネットでくっついた2枚のパネルを接続面で折り曲げると、1枚の基本パネルサイズになり、付属のビニール製の収納ケースに綺麗に収まる。
ソーラーペーパーを使わない携帯時や移動時にはこのスタイルで便利にスマートに持ち運ぶことができるだろう。
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