普通、春から夏あたりって子猫が多い季節ではあるのだが、運良く子猫と出会えることなんてそうそうなく、いつか外で出会った子猫特集をやろうと思っていたのだが、よい写真がなかなかたまらなかったのである。
でも今年になっていい子猫に出会えたおかげで、けっこうバリエーションがたまったのだ。
ここ3年で撮影した、外で出会った子猫の巻、である。
子猫かどうかって見ればわかるのだけど、写真だと「え、そこまで子猫か?」となっちゃうことも多い。
だがしかし、大人猫と並んでいれば一目瞭然。
とある夏のこと、自転車で走ってたら狭い隙間に猫を見つけたので、ちょっと離れた場所に停め、そっと戻ってみたら、なんと2匹。大人猫の方しか気づいてなかったのでびっくりである。
両方をならべて写すべく、左手前の木と右側の家の壁の間にちょうど2匹がおさまるアングルを探して撮ったのがこちらだ。
うまく撮れるアングルを探してたので、大人猫は「なにやってんだこいつ」という目をし、子猫はちょっとびっくり顔になってる(まあ、目を見開いた子猫はたいていびっくり顔なんだが)。
この2匹、一緒にいるけど模様がけっこう違うので親子かどうかわからない。いや、親猫から黒を抜けば子猫と似た感じになるのか。
模様の遺伝はよくわからないので適当なことは言わないことにして写真をどうぞ。
次の子は愛知県のとある神社で出会った猫。
子猫が1匹だけ大人猫に混じって遊んでたのである。この連載でも一度掲載したことがあるので、その別バージョンのカットということで。この子猫、目元がかわいいのである。少し垂れ気味で。
真夏の日没直前の夕刻、木々が鬱そうとしてて蒸し暑い寺社の境内。そこで猫をおどかさないよう這いつくばってりして撮ってたのである。真夏の夕刻にそんな撮り方をしたらどうなるか。
はい、蚊に狙われます。というわけで、蚊と戦いつつ撮影してたなあという記憶が蘇ってきた、ぼりぼり。
その翌年、これもまた愛知県で、古い街のすごく狭い路地にふらふらと入ったら、ど真ん中で倒れてる子猫がいる!
生きているのかすらわからないので気になって近寄ってみる。ぐったりしてるのなら、日陰に連れて行って水でもあげなきゃと。
でも、ちょっと目やにがひどくて目が開いてるのかどうかよくわからない状態ではあるが、元気にひょこひょこと歩いておりました。
親猫が見当たらないのだが、人がいるから親猫が近寄れないのだとするとそれは問題なので、子猫が植木鉢の影の目立たない場所へ待避したのを確認して、辞去。
元気に育ってくれてるといいなあと思いつつ。
こちらは今年見かけた子猫。
階段猫特集の時にちょっと掲載したけど、実は2匹いたのである。ちょうど2段に重なってて面白かったので遠くから望遠で狙ってみた。
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