このページの本文へ

新OSとVVOLの統合により、VMごとのQoS制御が可能に

ネットアップ、SolidFireの新オールフラッシュアレイを投入

2016年06月07日 10時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 6月6日、ネットアップはNetAppSolidFire SFシリーズのオールフラッシュアレイ「SF19210」とSFシリーズに搭載される最新OS「NetApp SolidFire Element OS 9(Fluorine)」を発表した。

オールフラッシュアレイの新製品「SF19210」

 SolidFire SF19210は、SFシリーズ製品でもっとも高密度で、従来のSF製品と比較して2倍のパフォーマンスと容量を備え、もっとも低いギガバイト(GB)/IOPSあたりのコストを実現する。ノードあたりの物理容量は19.2TBで、実効容量は40~80TB。最大10万IOPS、1ミリ秒以下のレイテンシのパフォーマンス・レスポンスを実現する。さらに、SF19210ではQoS保証、高度なスケールアウト型アーキテクチャ、インラインのデータ削減、完全なシステム自動化、VMwareやOpenStackの環境との統合などの機能を備える。SolidFire SF19210は同日より提供を開始する。

 最新のElement OS 9では、新たにVMware Virtual Volumes(VVOL)との統合により、VMごとのパフォーマンスを詳細に制御できる。また、ノード間のファイバーチャネル(FC)接続を最大4ノードまで拡大したほか、マルチテナントネットワーク機能の強化など、柔軟性を大幅に向上。新開発のユーザーインターフェイスを搭載し、単一のダッシュボードでストレージシステムのデータを集約できるという。NetApp SolidFire Element OS 9は今年の第3四半期中に出荷が開始される予定。

■関連サイト

カテゴリートップへ

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード