どんよりと曇った(まあ梅雨ですから)6月のある日、予定してた撮影が終わってもまだ日が高かったので、曇り空の下、カメラを持ってぶらぶらと神社仏閣などを中心に写真撮りながら散歩してたら、水路沿いの遊歩道のど真ん中に陣取ってる猫発見。
おお、これはよいところにいてくれたと思わずしゃがんで1枚。
それなりに人通りが多い場所なのだけど、気にせずど真ん中に座っており、左耳がカットされていることから近所の誰かがきちんと世話をしてる地域猫だということがわかる(冒頭写真)。
けっこう近づいたのだけどその場から動く様子もなく、さすが地域猫だな、と思って立ち上がると、斜め前にあるベンチの様子が変である。
なんかもこもこしたものがうごめいてたのだ。
なんと、そこは猫だまりなのでありました。
時計を見ると17時。おそらく、猫の世話をしてる人がまもなく餌を運んでくるのだ。この時刻にこれだけ集まる理由が他には見つからないもの。
長く外猫を撮ってるとそのくらいはわかるもの。
にしても曇った日の古い木のベンチに茶色い猫って意外に目立たないもんで、脇を通る人も意外に気づかない。猫たちも余裕である。
そして、互いに遊ぶでもなく喧嘩するでもなく強調するでもなくキョロキョロしてる。たぶん、通行人を警戒しつつ待ってるのだ。
このベンチの5匹(最初に見つけた子もこのベンチに乗っかってきたから)で全部かなと思いきや、そうでもないのであった。
やはり「人が苦手」な猫もいたのだ。
人通りが多いベンチに平気で座ってる5匹と、遊歩道を挟んだ反対側、低木の後ろにそっと隠れて人が通り過ぎるのを待ってるヤツがいたのである。
当人的には隠れてるつもりなのだ。
確かに、人通りが多い遊歩道からは見えないからね。それにしても隠れてるつもりの猫をこれだけ悠々と観察できるのもなかなか楽しい。
(次ページに続く、「見ていてほほえましい、犬と戯れる(!?)猫たち」
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