今回のことば
「日本のデジタルサイネージは遅れている。東京の中心部でも、ほとんどがアナログであり、欲しい情報が手に入らない」(NTTの鵜浦博夫社長)
2017年に成果が上げられなければ、間に合わないとパナソニック
日本電信電話(NTT)とパナソニックは、NTTのブロードバンドソリューションと、パナソニックの高品質映像ソリューションを組み合わせた新たな映像コミュニケーションのスタンダードモデルの提案において協業すると発表した。
2020年に開催される東京オリンピック/パラリンピックに向けて「映像サービスの革新」や「ユーザーエクスペリエンスの進化」などを通じて「来るべき未来」の実現を目指す。
パナソニックの津賀一宏社長は「まずは2017年度までに成果をあげたい。そうしなければ2020年には間に合わない。また、この成果は、2020年以降にもつなげたい」とする。
協業では、以下の取り組みが軸になる。
・映像エンターテイメント分野
・安心・安全分野
映像エンターテイメント分野では、オリンピックスタジアムなどにおいて、観客が様々な角度から、好みの映像を選択して楽しむことができるサービスや、臨場感あふれる映像を日本のみならず世界に届けるサービスを、パナソニックの4K/8Kデバイス、マルチアングルカメラ、映像情報デバイスなどの高品質なAVデバイスおよびAVシステムと、NTTのブロードバンドサービスを活用して提供する。
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