カシオ計算機は26日、スマートフォン向けのボイスレコーダーアプリと人物写真のキャラクター化アプリを発表した。
文字検索で頭出しができる!
「キーワード頭出し ボイスレコーダー」
「キーワード頭出し ボイスレコーダー」は、文字入力したキーワードに合致する部分を録音した音声ファイルの中から探し出し、頭出ししてくれるボイスレコーダーアプリ。
アプリ上の検索窓にひらがな、またはカタカナで文字を入力すると、その文字がアプリ内部で音声データに変換され、その音声の特徴が抜き出される。
一方で、検索対象となる録音データには、あらかじめ音声の特徴を捉えたインデックスファイルが作成されており、これと検索データを照会。録音データの中から合致する部分をリスト表示し、リストをタップすることでその部分の音声を再生する。
音声ファイルは本アプリで録音したもの以外に、PCなどから取り込むこともできる。取り込んだファイルに対して文字検索を行なう場合は別途インデックスファイルの作成処理が必要で、録音時間の半分程度の時間がかかるという。
録音はリニアPCM(16000Hzまたは48000Hz)で行なえ、マークやメモ、写真などを貼り付けられるタグ機能も搭載。再生では「無音区間スキップ」や2倍速/3倍速再生、雑音を低減するノイズキャンセル機能、スキップ秒数の指定などが可能だ。
本アプリはiOSのみ(7.1以上)の提供で、通常価格は500円。26日から公開予定。なお、4月30日まではキャンペーン価格で300円となっている。
自分の写真からキャラクター画像を生成し
LINEスタンプなどが作れる「撮ってキャラスタジオ」
「撮ってキャラスタジオ」は人物写真からキャラクター画像を生成し、LINEのスタンプやSNSのプロフィール写真などに活用できるアプリ。
人の顔から300ポイント以上の特徴点を抜き出し、輪郭や目、鼻などのパーツ要素を抽出。全体の顔のバランスを認識して被写体の雰囲気を捉えたイラストに仕上げる。
ちなみに、この技術を使えばリアルな「似顔絵」の生成も可能だが、当初、似顔絵変換として試作したところ、「不気味」ということで不評だったとのこと。そこで、今回は少しリアル感を落とした「キャラクター」としてイラストを生成している。
キャラクターイラストが作成された後は、付加要素を加えて1枚のイラストに仕上げる。まず、全体の雰囲気を「スタンダード(女性)」「スタンダード(男性)」「ファッション(女性)」「スポーツ(男性)」という4つのテーマから選択。
次いでキャラクターの髪形とメガネのあり/なしを選択すると、キャラクターの横にさまざまな文字(セリフ)が配置された21種類の画像が生成される。なお、文字についてはカスタマイズも可能だ。
作成したイラストはSNSなどに活用できるほか、同社のスタンプ作成機「ポムリエ」にアプリ上から直接送信可能。簡単に物理的なスタンプを作成できる。
本アプリはAndroid版とiOS版の両方を用意し、Android版は26日から、iOS版は4月中に公開となる。ダウンロードは無料だが、そのままだと生成された21種類のスタンプのうち3つまでしか使用できない。21種類すべてのスタンプを使用したい場合はアプリ内課金で100円を支払う必要がある。