日本板硝子は2月24日、スマホやタブレットなどのディスプレー用カバーガラスの新ブランド「glanova」を開発し、今春から提供を開始すると発表した。
スマホやタブレットの需要増大を受け、同社の薄板用フロート製法の強みを活かすことで開発した化学強化用新組成ガラス。低価格でありながら従来のソーダライムガラスより強化性能が高く、かつクリアなのが特徴。
スマホ、タブレット、パソコン用ディスプレーなどのほか車載機器などの用途に供給される。出荷ベースの価格は不明ながら、強化ガラスの常識を打ち破るほどのコストパフォーマンスを持ち、強度・透明度・熱加工性は最高クラス。一般的なソーダガラスと同等な熱成形温度を持つため、曲面が求められる用途にも最適で、従来の強化ガラスでは難しかった加工やデザインが可能という。