特別な年だった2014年
ポイントは「新しいコミュニケーション」
――PC業界にとって、またマウスコンピューターにとって、2014年はどのような年でしたか。
畦田 2014年のトピックとしては、前半ではWindows 7のサポート終了や消費税率の変更などで、例年とは異なった需要期があったこと、後半ではスティック型パソコン「m-Stick」を発表したことで、製品も企業としても注目されたと感じています。そのような特別な年でした。
――G-Tuneについてはいかがでしたか。
杉澤 ゲームタイトルのパワーだけに頼るのではなく、自分たちで新しいイノベーションを作っていこう。というのが、僕の中での2014年の目標でした。具体的にはゲームの配信に関わる内容だったり、2013年頃から追いかけてきたOculus Riftなどです。単一にゲームタイトルに紐付けるのではなく、ゲームPCを活用してもらおうという部分に注力しました。それが2014年のトピックだったんじゃないかなと思います。
――そういった動きのなかで、VRコンテンツ体験企画などがあったのですね。
杉澤 はい。実際にOculus Riftは反響も大きかったので。また、ゲームの配信系も反響が大きかったですね。「裏・顔TVモデル」ではゲーム配信のパイオニア「総師範KSKオススメ!」として、ゲーム配信にオススメな環境を実際に監修して頂いた製品の販売も行ないました。最近では、ゲーム実況動画もどんどん増えてきていますので、それに紐づくパソコンが非常に好調です。
――あの人も使ってる! という安心感がありますよね。
杉澤 そうですね。誰もがパソコンについて詳しいわけではないですからね。そういったコミュニケーションができるようになった、これはひとつ大きなポイントでした。
(次ページでは、「PCは今後、二極化する」。期待できるトピックを聞いた)
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