楽天が2月16日に更新した「ヘルプ」によると、「楽天」や「楽天市場のショップ」を偽装したサイト、楽天を装った迷惑メールが確認されているという。
ヘルプに記載された、確認された偽サイトのURLは2563種。個人情報を悪用されたり、詐欺被害につながる恐れもあるとし、偽サイトへのアクセス、楽天会員登録のユーザIDやパスワードなど個人情報の入力を行わないよう注意を喚起している。
安全のため、楽天市場のトップページ「http://www.rakuten.co.jp/」を「お気に入り」を登録し、銀行振込の場合は振込先が「楽天銀行 楽天市場支店」になっていることを確認するよう勧めている。楽天銀行 楽天市場支店は、2014年11月13日より順次始まった、出店ショップ専用の振込先で、楽天市場に出店しているショップのみ利用可能となっている。
楽天を装った迷惑メールは、楽天が2月10日より報告を受けているという、添付ファイル「invoice_10_02_2015.rtf」が付いたメールだ。差出人(送信元メールアドレス)は「myinfo@rakuten.co.jp」というアドレスを詐称している。
このアドレスは、パスワードや登録メールアドレスの変更時など、楽天会員登録情報の変更を確認するメールを楽天が送る際に実際に使われているアドレス。だが、このアドレスからは、添付ファイルを付けたり、ご注文に関するメールを送ることはないという。添付ファイルを開かないことが大切で、楽天も以下の注意を出している。