あっけないほど軽いモバイルノート。そんな分かりやすいコンセプトで手に持つ人に驚きを与え続けてきた、NECPCの「LaVie Z」シリーズ。2012年の初代機から世代を重ねている。
全モデルをLaVieのブランドで展開するというNECPCの戦略の元、2015年1月発表の春モデルからは、「LaVie Hybrid ZERO」という新しいシリーズ名を採用(直販モデルではLaVie Direct HZ[Hybrid ZERO])。
合計3モデルの販売を2月5日に開始する。
主なスペック | |||
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製品名 | LaVie Hybrid ZERO | ||
型名 | HZ750/A | HZ650/A | HZ550/A |
CPU | 第5世代Intel Core i7-5500U(2.4GHz) | 第5世代Intel Core i5-5200U(2.2GHz) | |
メインメモリー(最大) | 8GB LPDDR3(8GB) | 4GB LPDDR3(4GB) | |
ディスプレー(最大解像度) | 13.3型ワイド IPS液晶(2560×1440ドット、IGZO)、タッチパネル | 13.3型ワイド IPS液晶(1920×1080ドット、IGZO)、タッチパネル | 13.3型ワイド IPS液晶(2560×1440ドット、IGZO) |
グラフィックス機能 | Intel HD Graphics 5500(CPU内蔵) | ||
ストレージ | 約128GB SSD(SATA) | ||
通信機能 | 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Wi-Fi Direct、Intel WiDi | ||
インターフェース | HDMI端子、USB 3.0端子×2、Bluetooth 4.0 | ||
カードスロット | SD/SDHC/SDXC(UHS-II対応) | ||
本体サイズ | 幅319×奥行き217×高さ16.9mm | 幅319×奥行き212×高さ16.9mm | |
重量 | 約926g | 約779g | |
バッテリー駆動時間 | 約9時間(JEITA 2.0) | 約11.6時間(JEITA 2.0) | 約6.9時間(JEITA 2.0) |
オフィスソフト | Microsoft Office Home & Business Premium プラス Office 365 サービス | ||
OS | Windows 8.1 Update(64bit) |
まだまだ軽くする、NECPCの執念を感じる
大きな特徴としては、タッチ対応の2モデルのヒンジが360度回転する2軸タイプとなったこと。グループのレノボ・ジャパンが販売しているYogaシリーズのように、液晶ディスプレー部を開き、後方にぐるりと回転させることで、タブレットとしても使えるわけだ。
またCPUが従来の第4世代Core iシリーズ(Haswell世代)から、第5世代Core iシリーズ(Broadwell-U)に変更となった。Broadwell世代のCPUは14nmプロセスルールを採用し、ダイサイズが小型化。性能は保ちつつ、低消費電力化を果たしている。グラフィックス性能の向上もポイントの一つだ。
もともと軽かった重量だが、軽量化はさらに進み、ノンタッチのモデルで約16g、タッチ対応のモデルで約38gの軽量化を果たしている。
重量については、わずか数パーセントの差と思えるかもしれないが、タッチ対応モデルでは360度回転するヒンジという新構造を採用しており、それに伴う強度の確保もした上での軽量化と考えると、実現に対する開発陣の努力は並々ならぬものがあったのではないかと想像する。
いわば日本のモノ作りの粋が凝縮された1台と言ってもいいのではないか。(続きを読む)