Macを使う限り、マシンの起動やシステム終了、スリープ、再起動など、電源関連の操作は日々必要だ。
しかし朝の忙しい時間では、Macが起動するわずかな時間でももどかしく感じることがある。逆にスリープ設定をしておらず、電源を落とすのも忘れてしまい、一晩中Macをつけっぱなしにしていた……なんて失敗もあるのではないだろうか。たとえ、それで困ることはないとしても、電気がもったいない!
そういった不満や失敗を解消するには、電源操作を設定で自動化しまうのが一番だ。
まず「システム環境設定」を起動し、「省エネルギー」パネルを開く。「バッテリー」タブを選択し、「スケジュール…」をクリックすると、自動化の設定画面が現れる。
指定した時間にMacを終了させるには、2段目のチェックボックスにチェックを入れ、「システム終了」を選択。「平日」「週末」「毎日」か、月~日の各曜日から、実行したい日を選び、時間も設定する。最後に「OK」をクリックすれば設定完了だ。
システム終了のほかに、「起動またはスリープ解除」「スリープ」「再起動」の命令も可能なので、さまざまなシチュエーションで応用できる。
たとえば、普段はスリープばかりだが、動作が遅くなるのを防ぐため、週に1度は再起動したい……そんな場合は「金曜日」の夜に「システム終了」し、「月曜」の朝に「起動」するといった設定が適している。
また、冒頭の例のように毎朝の時間を1秒たりとも無駄にしたくないときは、「平日」の出社時間に「起動またはスリープ解除」とスケジューリングしよう。Macが起動する時間を待つ必要がなくなり、席に着いた直後から仕事を始めることができる。
起動またはスリープ解除の設定は、電源アダプターにMacが接続されているときにのみ実行されるので、知らない間にバッテリー切れしているといった心配は無用だ。
ただ、指定時刻にシステム終了するためには、Macがスリープ状態ではなく、ユーザーがログインしている必要がある。ログインしていなかったり、Macがスリープ状態の場合は、システム終了が実行されないため、この点には注意しよう。