デルが11月27日に発表した34型のウルトラワイドディスプレー「U3415W」。解像度が3440×1440ドットでアスペクト比が21:9と横に長く、まさに「ウルトラワイド」なディスプレーだ。そんなU3415Wが突然編集部に届いたので、さっそくフォトレビューを敢行した。
長い! アスペクト比21:9の圧倒的な存在感
U3415Wを箱から取り出してみると、やはり長い!。一般的な16:9のディスプレーと比較すると、横の比率は約1.3倍だが、目の前に座ってみるとそれ以上長いと感じる程の存在感だ。ベゼル幅が薄く、ディスプレーいっぱいに画面が広り圧倒された。いわゆるシネマスコープサイズのため、映画鑑賞やゲームなどに最適だろう。
そのほかAdobe Photoshopなど、メニューが左右に分かれて中央が作業スペースとなる画像編集ソフトなどで、多く情報が表示できるので快適に作業ができる。
また、ディスプレーの半分で文章作成などの作業をしつつ、もう片方でウェブブラウジングや動画鑑賞といった使い方もできる。実際にウェブブラウザーを3つ並べてみたが、どれも拡大せずに見れる位の大きさで表示できた。
曲面ディスプレーで目に優しい
U3415Wの最大の特徴が、曲面ディスプレーであることだ。肉眼で見た場合に中央画面と画面端の焦点距離が近づくため、目の負担が軽減されるとしている。両端がユーザー側に曲がっているため、ディスプレーに覆われるような感覚になった。
解像度3440×1440ドットで画像編集や動画鑑賞が捗る!
U3415Wの最大表示色は10億7400万色で、色域はAdobe RGB 99%、sRGB100%、リフレッシュレートは60Hz、応答速度は最大5msを実現している。3440×1440ドットの画像を表示してみたが、非常に鮮明に美しく見える。視野角が、縦178/横172度と広いので、斜めから見ても色の変化が少ないのも魅力だ。
インターフェースも充実
インターフェースは、HDMI 2.0端子、MHL端子、Mini-DisplayPort、オーディオ出力、USB 3.0アップストリームポート×2、USB 3.0ダウンストリームポート×4と豊富に用意している。ディスプレー背面には18Wスピーカーを内蔵する。
動画像編集や映画鑑賞など、マルチに活躍するディスプレー
U3415Wは、見た目のインパクトはもちろん、動画像編集や映画鑑賞、ゲームプレイなど、マルチに活躍するディスプレーだろう。U3415WとノートPCをHDMI接続して使用してみたが、ノートPCだとウィンドウを入れ替えながらやっていた作業を長い画面だと1画面に表示できるので、作業も捗った。また、デュアルディスプレー環境で、中央のベゼルが気になる人にもオススメだ。