アップルのスマホiPhoneシリーズの最新モデルiPhone 6とiPhone 6 Plusが19日から国内発売となる。それに先立ち、カカクコムは同社が運営する購買支援サイト「価格.com」のアクセスデータから、iPhone 6/6 Plusの関心度を分析。「価格.comレポート」を公開した。
米アップルから現地時間9日(日本時間10日)にiPhone 6/6 Plusが発表されると、「価格.com」サイトの「スマートフォン」カテゴリーは、それまで21~24万PV/日ほどだったアクセスが、一気に31~34万PV/日ほどに跳ね上がった。
iPhoneの新モデル発表に対してユーザーが敏感に反応したが、過去3年間の推移でみてみると、長期的には右肩下がりとなっている。まれに新モデルが発表されるとアクセス数が伸びるものの、今回のiPhone 6/6 Plusもその1つにすぎない。むしろ、昨年9月のiPhone 5s/cや、一昨年10月のiPhone 5のほうがアクセス数が多かった。
過去3年間の推移で、Androidスマホと比較すると、iPhoneそのものへのユーザーからの関心度が見えてくる。メーカー別でソニーモバイルコミュニケーションズ(ソニー)、シャープ、サムスン電子、富士通と比較すると、iPhone 5が発売された一昨年9月時点ではアップル(iPhone)のアクセス数が群を抜いていたが、その後はAndroidメーカー勢に埋もれてしまっている。
iPhone 6/6 Plusは、過去のiPhoneシリーズと比べてユーザーから高い関心を集めているわけではなく、スマホ全体で見てもAndroidに対して優勢ではないことがわかる。