ご好評いただいている(笑)「知ったかぶる」シリーズですが、今回はApple Watchについて。先日、2015年に投入されることが発表された腕時計型ウェアラブル・デバイス、Apple Watchのエコシステムについて妄想してみます。
ネーミングによる浸透
ITメディア界隈では、「なんで『iWatch』にしなかったんだ!」なんて怒っている人もいますが、別ラインのブランドとして成長させることを考えれば、「Apple Watch」のほうが、Appleにとっては、ずっとハンドリングがラクになるはず。だって、腕時計は「あぁ、ROLEXね」とか「CHANELの白いヤツ」なんて呼ばれてます。「おっ!(ROLEXの)ヨットマスター ロレジウムですね」なんて言うのは、趣味の人か、よほどのマニアだけです。普通の人は、「Appleの腕時計」と、認知されることが当然のごとく予想されます。
ファッションブランドからの参入
iPhoneがケースによってカスタマイズされたのと同様に、Apple Watchのアクセサリー(ベルト)は、ファッションブランドが続々と参入しそうです。というより、ほぼ確実なはず。クパチーノでの発表会には、ファッションジャーナリストやヴォーグ誌の編集者も来場していたことからも、そんな気配が感じられます。ルイ・ヴィトンのモノグラムのベルトとか速攻で出そうな感じ…。ファッション業界の人は、意外にハイテクが好きです。
数行で足りる、ニュースやメッセージ
スマホの登場と普及で、ニュースの要約がブームになったのと同じように、表現や伝達のスタイルがさらに変わるはず。電車の中吊り広告で、週刊誌などの記事がざっくりと予想できちゃうように、1~2行で済んでしまうニュースは意外にあります。
ユーザー間でのメールやメッセージでも同じ。表示スペースが限られたウェアラブルデバイスでは、「いつもお世話になっております」なんて、紋切り型のフレーズは邪魔になるだけ。Apple Watchの普及が、そんな奇妙なビジネス習慣をやめるキッカケになることを期待しているのは筆者だけでないはず……。
「あと10分くらいで駅につきます」みたいなメッセージも、クリックひとつで送信できるようになるはず。子供と保護者、恋人同士のような関係であれば、内蔵されたGPSで居場所を自動更新させることも。駅のプラットフォームで待っているのか、電車で移動中か、歩いているのかも相手に通知できます。
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