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日常のやりとりをするツールとしてメールを上回るLINE

2014年08月28日 03時47分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 無料通話・メールアプリ「LINE(ライン)」を運営するLINEは、スマホを使ったECサービス「LINE MALL(モール)」にLINEのつながりをいかした新戦略を発表。「LINE グループ購入」と「LINE ギフト」、「LINE マルシェ」、「LINE セレクト」、「LINE クリエイターズモール」という5つの新機能・サービスにより、スマホを使った「SNS×ネット売買」の新たな可能性を切り開こうとしている。

日常生活に欠かせないものとなりつつあるLINE
日常生活に欠かせないものとなりつつあるLINE

 こうした戦略の背景にあるのは、国内のLINE登録ユーザー数が5200万人(7月15日に「LINE オーディション」を発表した際の数値)に及んでいるという規模の大きさ。国内人口の半分に迫ろうという勢いだ。

 LINEの普及をうかがわせるものとして、ジャストシステムが27日に発表した調査結果がある。セルフ型アンケートサービス「Fastask(ファストアスク)」を利用し、全国の15歳から69歳の男女1100名を対象にした「モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査(2014年7月度)」だ。

 これによると、「日常の出来事に関するやりとり」を「主にLINE」でしている人は63.3%にのぼり、「主にメール」でしている人の20.9%を大きく上回った。LINEユーザーのうち、1日にLINEを「2回以上起動」してやりとりするのは59.1%。10代女性は77.1%が「2回以上起動」し、「6回以上起動」する人も57.1%いた。

 また、LINEの特徴といえばスタンプだが、LINEのスタンプを手に入れるため、「企業と『友達』になったことがある」のは44.3%、「アプリをインストールしたことがある」のは30%。さらに、スタンプ入手のためにお金をつぎこみ、「有料のスタンプを購入したことがある」のは26.4%、「商品(食品など)を購入したことがある」のは16.7%となった。

 日常のコミュニケーションからショッピングまで、LINEが生活のなか着実に浸透しつつあるようだ。

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