楽天グループの楽天銀行は5日、Facebookの友達リストから口座情報なしに送金できる新サービス「Facebookで送金」を開始した。
利用にあたって必要なのは、「Facebookアカウントを持っていること」、「楽天銀行口座を保有していて、楽天銀行アプリを利用していること」、「受取人とFacebook上でお友達であること」、「受取人が日本国内の銀行口座を持っていること」の4つだ。
送金側はFacebookと楽天銀行アカウントを連携し、Facebookの友達リストから送金したい相手を選び、金額とメッセージを入力して送金。すると受取側に送金通知が届くため、受取側が記載されているURLをクリックして受取画面を開く。そして入金先の金融機関・口座をして受け取り手続きを行うと、追って指定の口座に振り込まれる流れとなる。
相手の支店番号や口座番号を知らなくてもFacebookの友達であれば、誰でもかんたんに送金を行うことが可能。手数料は、受取側の口座が楽天銀行である場合は無料。送金手続きを行った時点で送金先の友だちがFacebookアカウントと楽天銀行口座を連携していない場合、あるいは、送金先のFacebookアカウントに連携された口座が他行である場合は、一律165円(税込)を送金人が負担する。
楽天銀行では、振込先の金融機関や支店番号、口座番号がわからなくてもメールアドレスと名前で送金できるサービス「メルマネ」を2002年11月に開始している。今回の「Facebookで送金」は昨今のスマホやSNSの普及に対応した新たな取り組みとなる。