リコーイメージングの「PENTAX Q」は、手の中に納まる超小型サイズのデジタル一眼カメラ。その最新機種となる「PENTAX Q-S1」はデザインを重視したモデルだ。8月28日発売予定で、ボディーのみの予想実売価格は4万3000円前後。
1/1.7型1240万画素のCMOSセンサーに3型(約46万画素)の背面液晶モニターなど、基本スペックは従来機の「PENTAX Q7」と同じ。
変わったのは本体デザインで、若い女性を狙った外観となっている。
ボディーにはブラックやガンメタルといった男性受けしそうなカラーに加え、シャンパンゴールドやピュアホワイトといったカラーを用意。また、本体前面のフロントシートに合皮素材をはじめて採用し、質感を高めるとともにカーマインレッドやクリームといったカラーをワンポイントで配置する。
PENTAX Q7では前面右側にクイックダイヤルが配置されていたが、Q-S1では見た目のバランスを考慮し、左側グリップ部に円形の突起を配置。この突起は赤外線リモコン受光部になっれいるほか、手持ち撮影時は指をかける場所にもなる。この突起やクイックダイヤルはアルミ素材を採用し、高級感を演出している。
機能面では、動画撮影中にコンティニュアスAFが使用可能となり、被写体に対してピントを合わせ続けることができる。また、写真に特殊効果をかけられる「スマートエフェクト」において、新たに「アンティーク」と「フェードカラー」を追加。
アンティークはコントラストをやわらかくすることでレトロ感のある雰囲気となり、フェードカラーはおしゃれな退色感を演出できる。
製品は本体のみのほかに「PENTAX-02 STANDARD ZOOM」が付属するズームレンズキット(予想実売価格)と、上記に加えてPENTAX-06 TELEPHOTO ZOOMが付属するダブルズームキット(同)を用意。
加えて、本体5色とフロントシート8色の組み合わせを自由に選べる「オーダーカラー受注サービス」も利用可能。さらに本体カラーに合わせた「PENTAX-01 STANDARD」の購入もできる。本サービスは8日から受付を開始する。