太陽電池だけで動作する超小型ワイヤレスネットワークデバイスに
ZigBee無線通信基板「TWE-Lite」を切手大の太陽電池で動作させる電源モジュール
2014年06月18日 16時06分更新
東京コスモス電機(TOCOS)は6月17日、同社の超小型ワイヤレスネットワーク用基板「TWE-Lite」を太陽電池で動作させるための電源管理モジュール「TWE-EH Solar」を発売した。1kmまで到達可能な無線センサーネットワークを電源なしで構築できる。
TWE-Liteは同社は発売している超小型無線モジュールで、32bitマイコンとメモリ、各種インターフェイスに加えてワイヤレス通信(IEEE802.15.4/ZigBee)機能を備えたでで無線モジュール。送信時15mA、ディープスリープ時は0.1μAと超低消費電力ながらオプションアンテナを使えば最長1kmまで到達する。一円玉より小さいTWE-Lite、DIPコネクタのTWI-Lite DIPの2製品のほか、より汎用性の高い「TWE-Regular」、長距離通信可能な「TWE-Strong」、USBドングル形状の「ToCoStick」などがラインナップされる。
TWE-EH SolarはTWE-Liteを太陽電池で動作させるための電源管理モジュール。太陽電池はソーラー電卓に使われる3☓1cm(推奨ソーラーパネルPanasonic AM-5815:最大出力電力 6mW、5.2V、1.1mA)で動作可能。充電池接続端子もあり、余剰電力を蓄電して利用できる。
製作例では、シンプルなリモコンスイッチであればSDカードのケース大に、充電池やセンサーを含めても菓子(ミンティア)のケースに入るほどのサイズに収まっている。なお、同社ではTWEシリーズを扱うためのソフトウェア開発ツールやSDKを無償公開している。
大量発注の価格は応談だが、単体販売は秋葉原の秋月電子通商、千石電商で開始されている。価格はモジュール単体で970円(秋月電子通商オンラインショップ)、太陽電池モジュールとのセットで1296円(千石電商オンラインショップ)など。TWE-Liteは1430円(千石電商)。
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