25年目のCisco Live! テーマは“IoE”と“Fast IT” 第4回
「Cisco Live 2014」で語った製品、サービス、そしてACIへの統合
セキュリティ分野で活発に動くシスコ、これからどう戦う?
2014年05月28日 06時00分更新
「われわれは顧客の“No.1セキュリティパートナー”になる」――。先週開催された「Cisco Live US 2014」(関連記事)において、シスコシステムズはセキュリティ分野における製品群の拡張や、新たな企業買収を発表した。講演では、シスコが考えるセキュリティモデル、将来的なデータセンターのネットワークファブリックへのセキュリティの融合について具体像が語られた。
エンドトゥエンドまで拡張するシスコ セキュリティ
今回のCisco Liveでは、同社セキュリティビジネスグループSVPのヤング氏とセキュリティサービスSVPのパルマ氏が、「IoEの世界における新しいセキュリティモデル」と題した基調講演を行った。
昨年のソースファイア買収以降、シスコはセキュリティ分野で活発な動きを見せている。
今年2月には、ソースファイア買収で取得したマルウェア防御技術「Advanced Malware Protection(AMP)」を、エンドポイントやネットワークだけでなくEメール/Webなど他領域のセキュリティにも適用する“AMP Everywhere”方針を発表。同時に、大量のログやトラフィックデータを解析して脅威を検出する「Cognitive Threat Analytics」もリリースした。さらに先月(4月)には、マネージド型の脅威解析/防御サービス「Managed Threat Defence」も発表している。
ヤング氏は、「今日の高度なセキュリティ課題を解決するためには、製品やテクノロジーだけでなく、適切な人材や、アナリティクスの能力といったものも求められる」と指摘する。現在のシスコでは、こうした「フルセットのセキュリティソリューション」(同氏)を提供することにフォーカスしており、買収技術や自社技術のポートフォリオへの統合や、マネージドサービス提供といった拡張を進めているわけだ。
(→次ページ、セキュリティ課題解決に向けた3つの進化フェーズ)
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