インテルから始まった超小型PCストリーム。NUCからスタートして、気がつけば各社から手のひら大サイズのPCがいくつも登場するようになった。
ASCII.jpで何度も紹介しているが、NUCのほかに、ASUS「ViVo」、GIGABYTE「BRIX」、ZOTAC「ZBOX」、ECS「LIVA」と選択肢が増えている。いずれも小さい筐体で特長を出しているため、インターフェースが豊富であったり、拡張性が豊富だったりと悩みやすい状態にになっているといえるだろう。
そこで3回に分けて、最近の超小型PCをチェックしていく。まず超小型PCのメリットは設置スペースの少なさと、低消費電力にあるだろう。それでいて、ある程度のCPU性能があるため、フラッシュゲームは当然として、普段使いの多くに対応する。気がつけば、よくわからない消費電力になっている自作PCが部屋で轟音を奏でているユーザーも多いと思う。
ゲーム以外など高負荷を必要としないときには、静かで省エネな環境であるほうが、月々の電気代も安くなり、それで浮いた分、またPCパーツを華麗に衝動買いできるのだ。そして、サブPCとしても性能を確保しやすく、大型PCとのセット運用でも何かと重宝するし、地デジパネルにVESAでマウントしてテレビで動画視聴を楽しむといった運用もカンタンだ。
自作PCパワーユーザーである場合、何が必要か……というのは、釈迦に説法なのだが、そうでもない人向けに必要なものをまずは紹介しよう。必要なものは、OSとメモリー、ストレージ。これだけだ。
組み立てとしては、メモリとストレージのセットだけでよく、とても楽で組み立て難易度も低い。ストレージは1.8インチと2.5インチのSSD/HDDに対応するほか、mSATA接続のものも増えている。そのため、気になる超小型ベアボーンを決めたら、次にどんなストレージを搭載できるのかを調べてパーツをそろえればいい。
メモリーはDDR3に対応するが、ノートPC用のものを使用するため、うっかりデスクトップ用のメモリーを購入しないように気をつけよう。一部製品には電源ケーブルや無線LANカードが付属していないものもあるため、その場合は別途購入する必要がある。
(→次ページヘ続く 「インテル純正の超小型PCの拡張性」)
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