IT人材教育研修を手がけるチェンジは15日、データサイエンティストに必要なスキルを認定する資格「チェンジ データサイエンティスト ベーシック(CDSB)」を発表。19日から資格の運営を開始する。
同資格は、特定のベンダーに依存せず、独立的な立場でのデータサイエンティストスキルを認定するものとして、日本初のベンダーニュートラルなデータサイエンティスト資格をうたう。同社では2013年から「データサイエンティスト養成コース(ベーシック:5日間)」を開講してきたが、このたび、同コースを受講してスキルを習得したことを示すものとして、認定資格化することにした。
同コースでは、特定のベンダーにかたよらないデータサイエンティストの養成を目指し、Amazon Redshift、C-Finder、R Studio、Tableau Desktop、YDC SONAR、TIBCO Spotfire、TopicExplorerなどさまざまな処理基盤やツールを使って学習。twitterや売り上げデータ、各種トランザクションデータなど、実在するデータを分析することで実践力も養う。対象となるのは、SierやIT企業の営業担当者、ユーザ企業やIT関連企業のマーケティング担当者、エンジニアなど。
コースを通じて、ビッグデータを利活用したビジネスモデルの検討・構築が行えるスキルをはじめ、統計に関する基礎的な知識、ビッグデータ利活用のプロジェクト化を実行できる力の習得を目指す。同コースの全5日間のカリキュラムを修了するか、同コースの最終日に実施される総合演習の成果物およびプレゼンテーション内容が合格基準を満たした場合に資格を取得できる。
ビッグデータの利活用がトレンドとなっているいま、その中心的な担い手となるデータサイエンティストが各所で求められている。「データサイエンティスト養成コース(ベーシック:5日間)」や「チェンジ データサイエンティスト ベーシック(CDSB)」は、データサイエンティストの養成や獲得の際に有効なツールとなるかもしれない。