マイクロソフトのスマートフォン用Officeアプリが個人利用なら無料。ビジネスでは必須のOfficeだが、スマホでもぜひインストールしておきたい。もちろん文書の互換性は高く、OneDrive経由でデータを共有できる。今回は「Office Mobile」の使い方を紹介しよう。
iPhone/Android版のOfficeが無料で使える
2014年3月に、マイクロソフトは「Office for iPad」を発表したが、日本では利用できないという納得できない内容だった。その代わり、iPhoneやAndroid、Windows Phone向けの「Office Mobile」は個人利用に限り、無料で使えるようになった。
機能はやや限定されているが、スマホの画面で本格的な作業をしようとは思わないだろう。Officeの互換アプリはいくつかあるが、少なくともスマホ版のOfficeで入力したデータはPCで確実に表示できる。やはり、マイクロソフト製というのは安心だ。
Microsoft Office Mobile | |||
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価格 | 無料 | 作者 | Microsoft Corporation |
バージョン | 1.1.1 | ファイル容量 | 46.9 MB |
カテゴリー | 仕事効率化 | 評価 | (2.5) |
対応デバイス | 全機種 | 対応OS | iOS 7.0以降 |
ピボットテーブルは表示だけ、マクロは非対応
まずはエクセルの使い方から紹介する。「Office Mobile」のエクセルは、.xlsx形式に対応している。「Microsoft Excel 97-2003 ブック (.xls)」のファイルは読み取り専用になり、編集はできない。マクロは利用できず、ピポットデーブルや構造化参照を含む式、共有ブックにおける変更履歴などが含まれている場合も読み取り専用となる。なお、ほかのアプリも含めて、デジタル署名されていたり、最終版としてマークされている場合やパスワードで保護されているファイルも読み込み専用でしか扱えない。
とはいえ、一般的な表組みはレイアウトと共に表示できるし、グラフの作成も可能。数字の入力や、データの閲覧なら問題なくできる。
画面上部の右上にある3つのアイコンで書式設定やグラフの作成、並べ替え、ファイルの保存などの操作を行なう。左上の矢印アイコンをタップすると元の画面に戻るが、その前にファイルを保存すること。
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