楽天カードは5月9日、台湾金融監督管理委員会から、台湾におけるクレジットカード発行会社の設立許可を取得したと発表した。
同社が、海外でクレジットカード発行会社の設立許可を取得できたのは今回が初めて。今秋までに台湾でのクレジットカードの発行を目指す。
楽天グループでは2008年にeコマース事業で初めての海外展開となる台湾に参入し、2009年からはトラベル事業も展開している。日本と同様に台湾でも、様々なサービスで共通の楽天会員IDで利用可能なロイヤルティプログラムである「楽天スーパーポイント」を提供しており、台湾におけるブランド認知も向上してきている。
台湾ではクレジットカード発行会社が多く過当競争が進み、クレジットカード会社設立の申請手続きなど新規参入のハードルが高い状況にある。今回、台湾における楽天グループの経済的貢献が評価され、12年ぶりに台湾金融監督管理委員会からクレジットカード会社の設立許可が供与されたという。