『World of Tanks meets ガールズ&パンツァー』ボイスパック収録現場に行ってみた
上坂すみれさんに直撃取材、WoTの新ボイスはノンナだった!
2014年05月08日 21時00分更新
勝ってもツンツン、負けたら軽蔑
ノンナの冷たい魅力(!?)が満載
ウォーゲーミングジャパンのオンライン戦車アクション『World of Tanks』。現在、TVアニメ『ガールズ&パンツァー』とコラボした『World of Tanks meets ガールズ&パンツァー』の一環として、ゲーム中の音声を変更できる“キャラクターボイスパック”が配信中。そのボイスパック第三弾に“プラウダ高校副隊長・ノンナ”が決定、近日中に配信予定だ。
今回は、そのボイスパック収録直後のスタジオにお邪魔することができたので、ノンナ役の声優・上坂すみれさんにお話を伺った。読者の皆さんも存知の通り、上坂さんは無類のミリタリーオタク、しかも大学ではロシア語学科を専攻していたロシア通だ。収録時のエピソードと合わせて面白い話をたくさん聞かせて頂いたので、その様子をまとめてお伝えする。
他に類を見ない本格的なミリタリーロシア語も必聴!
―― WoTのゲーム内ボイスの収録は、1人で台本を読んでいくスタイルでしたね。
上坂すみれさん 「ノンナさんはそれほど感情の変化がなく、淡々と被害報告や撃ちましたといった報告をしていくため、システムボイス感があって演じやすかったです」
―― 収録ボイスにはダメージ時のセリフが非常に多いと思うのですが、劇中内でのノンナは慌てたりするイメージがありません。ゲームと劇中のギャップで苦労した点はありますか?
上坂 「基本的にはいつもの冷静な、次の一手を考えているノンナさんとして演じました。負けた時ときのセリフも『私たちの負けですね』と全然くやしそうじゃなくて(笑)。個人的にはノンナさんの声でプレーしていると、プレイヤーのせいで負けてしまった感じにさせてしまうので、すごくションボリしてしまうかもしれません」
―― ロシア語のセリフもあったそうですが。
上坂 「ネイティブのロシア語ガイド音声をいただいて、私のできる範囲で演じました。今回のボイス収録では『敵の装甲が……やりますね』など、かなり長めの文章があり、私の発音もネイティブではないので、ロシア語として聴き取るのは難しいかもしれませんね。
ロシア語って普段よく使う単語は短いのに、ミリタリー系の専門用語になると1つ1つが長いんです。短い単語だと、勝ったときは『ウラー!(万歳!)』で、負けたときは『チョールト!(くそっ!)』なんですが台本になかったので、急遽入れてもらいました(笑)」
―― 大学を今年3月卒業されましたが、ロシア語専攻での思い出を教えてください。
上坂 「4年生になっても必修授業があり、週に3日は大学に通っていたんです。それがなくなってお仕事1本になると、趣味の時間が本当に多くなったなって思いますね。
専攻していたロシア語学科は“地獄のロシア”とあだ名が付く地獄の進級率でした(笑)。今まではロシアのことを勉強していたのですが、最近はロシア以外も開拓できて、すごく充実してるなって思います」