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やっぱりThinkPad。ただのケースではなかった

「ThinkPad プレミアムケース」の上質さにほれぼれとした

2013年12月26日 16時11分更新

文● コジマ/ASCII.jp編集部

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ThinkPadのために作られたというプレミアムケース。はたして本当に「プレミアム」なのか?

 「プレミアム」という言葉に弱い。あるいは「〜のために特別に設計された」とか。とにかく、こだわって設計されたというものにあこがれを隠し切れないのだ。

 というわけで、レノボ・ジャパンが12月10日に発売した「ThinkPad プレミアムケース」シリーズである。

ThinkPad プレミアムケースの製品画像。全体の見た目はシンプル

 このプレミアムケースシリーズは「ThinkPad X1 Carbon プレミアムケース」「ThinkPad X240s/X240/X230 プレミアムケース」「ThinkPad T440s/T430 プレミアムケース」の計3種類がラインアップ。価格は3製品全て共通で、1万6000円(税別)となっている。

ちなみにこちらは公式の使用イメージ。女性が持つとインパクトがある

 とはいえ、始めは正直、「ただのケースにしちゃ大げさな名前を付けてるなあ」と侮っていた。しかも1万6000円となると……。決して安いとはいえない値段だ。

 しかし実物をベタベタ触っているうちに、「むむむ、確かにプレミアムなケース。この値段になるのも納得かも」と思い始めてきたのである。レノボさん、甘く見ていてごめんなさい。

 では、どこがプレミアムなのか。まずは見た目から見ていこう。本体カブセ部分には、クロームを使ったコンビネーションなめしの牛革を使用。使い込むほどにツヤと深みが出て、自分だけの“プレミアム”な一品となる。まるでビンテージの革ジャンやジーンズのようだ。

黒を基調に、赤をアクセントにしたカラーはThinkPadを踏襲している

 また、同部分にはThinkPadのロゴが浮き彫り加工されているのがにくいところ。「違いのわかるThinkPadユーザーだぜ」と控えめに、だがしっかりとアピールできる。

Think Padロゴが渋い。これがレザーに映えるんですよ

 ただ、問題は中身だ。どんなオシャレなケースでも、中にPCを入れたらボロボロになりました……ではお話にならない。その点はまったく抜かりなく、外側にはキャンバス地に、摩擦・引き裂きに強く防水性にも優れたポリカーボネイトウレタンフィルムをラミネートして剛性を高めている。

 そして内装は、パイル生地とスポンジがボンデイング加工されている。これがとにかくふっかふか。いまいち頭の良くない表現に思えるかもしれないが、ちょっと触るだけで「おお、ふかふかだ」と驚くレベルである。

写真だとわかりにくいが、触ってみるとここがふっかふかなんです。ふっかふか。指で押すと低反発だということがわかる

 百聞は一見にしかず……ということで、さっそくThinkPad X1 Carbonを入れてみた。当たり前だけれども、ピッタリ。といってもキツキツではなく、入れるのには難儀しないはず。包み込むようなジャストフィット感は、さすがにプレミアムケースをうたうだけのことはあるというもの。

ThinkPad X1 Carbonを入れてみた。ピッタリであり、キツキツではない。この差は大きいぞ

日本国内の職人が一つ一つ縫製したとのことで、角の部分の縫い合わせも丁寧だ。持ち運ぶときに端をぶつけるというのはよくあるパターンだが、これなら大丈夫そう

X1 Carbonよりやや小さいX240sも入れてみたら、ちょっとぶかぶか。X240s/X240/X230シリーズ用のケースもあるので、ちゃんと合ったものを選ぼう

 また裏面には、コネクター類を収納できる伸縮性メッシュポケットを装備している。これはかなり地味なポイントなのだが、本当に「伸縮性」である。安物のカバンにありがちな、伸ばしたらゴムがビロンビロンになりそうでどうしましょ……という不安はない。メッシュの目も細かい。重ね重ね地味なのだが、ここはもし実物を手にしたら触ってほしいポイントの一つだ。

 ちなみにこのポケット、8インチのタブレットが入る。さすがにここにタブレットを入れて長時間持ち運ぶのは耐久面から見るとちょっと危ないが、例えば職場で会議室に行く際に、ThinkPadとタブレット、あと資料を入れて……という場合には、地味に助かるのではないだろうか。

結構伸びるので、安易な飾りのポケットではない。もちろん詰め込みすぎると不格好になるが、存外厚いものも入る

8インチタブレットとメモ帳を入れて、会議に向かうといったこともできてしまう

 ざっと見てきたが、まさしく「プレミアム」の名にふさわしいケースだ。ThinkPadユーザーで、せっかくだからケースもいいものにしたい、と思ったなら、選択肢に間違いなく入ってくるアイテムといえる。ぜひチェックしてほしい。

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