海外メーカーのスマホには国内メーカーのモデルにない特徴を持つ。たとえば、米グーグル傘下の米モトローラが現地時間13日に発表した「Moto G」は安さがウリ。米国でのSIMアンロック版の価格は、8GBが179ドル(約1万7700円=1ドル約99円で換算)、16GBモデルが199ドル(同約1万9700円)だ。
液晶画面のサイズは4.5インチで、本体サイズは65.9(W)×11.6(D)×129.9(H)ミリ、重さは143グラム。クアッドコアのSnapdragon400プロセッサ(1.2GHz)を搭載し、OSはAndroid 4.3だが、2014年前半にAndroid 4.4へのアップグレードを予定している。
「Moto G」は、ヨーロッパの一部とブラジルで今週中に発売し、ラテンアメリカやヨーロッパ、カナダ、アジアの一部では今後数週間以内に発売。14年1月にはアジアや米国、インド、中東ほかで利用できる予定だという。
また、ロシアのヨタ デバイス(Yota Device)は表裏に2画面を搭載する「YotaPhone」を開発し、世界初のハイブリッド・デュアルディスプレースマホをうたう。表面は4.3インチの液晶画面で、裏面の画面では電子ペーパーを採用。画像や動画など見た目の鮮やかさや美しさを重視する際には液晶で、Eメールやソーシャルフィード、電子書籍といった文字の読みやすさを求める場合は電子ペーパーを選べる。
「YotaPhone」は2月にスペインで開催されたモバイル業界のカンファレンス「Mobile World Congress 2013(MWC 2013)」に出展されたが、米メディアのテッククランチ(TechCrunch)が現地時間13日に報じた内容によると、ヨタ デバイスは12月のクリスマス前に「YotaPhone」を発売するという。販売エリアは全世界だ。
月刊「アスキークラウド」創刊2号(10月号/8月24日発売)では「NECカシオ撤退でも普及率は3割未満 第2次スマホバブルがやってくる」と題した特集をはじめ、スマホの普及によるビジネスチャンスをまとめている。「Moto G」と「YotaPhone」はともに日本での発売は不明だが、ともに日本で発売されれば国内のスマホ市場はにぎわい見せそうだ。
関連サイト
■モトローラ公式ブログ
■YOTA PHONE
■テッククランチ
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