今回は久々にコンデジで猫を撮る話を。
キヤノンから、ハイエンドコンデジの定番「PowerShot S120」と「PowerShot G16」が発売された(関連記事)。どっちも同じ撮像素子を搭載しているが、小さくて広角に強いスナップ系がS120、ちょっと大きくてズーム全域で楽しめる実用系がG16だ。
この2機種、猫撮りに向いた機能が2つ搭載されてるのだ。
ひとつはAFが速くなったこと。すぐピントが合うのは素晴らしい。もうひとつは高速連写が可能になったこと。
まずはG16で撮った猫からいこう。
たまたまG16の作例を撮るために歩いてたら、お寺の塀の上にちょこんと座ってる猫発見。塀の上に猫ときたら撮らなきゃいかんでしょう、ってことで、ちょっと遠くから望遠で。
G16は望遠時でもF2.8とレンズが明るいので望遠系撮影に向いてるのだ。まあ超望遠ってわけじゃないのだけど、近寄ったら逃げちゃいそうな猫をそっと撮るのにいい。
AFが速いのは歩いてくる猫を撮るときにいい。AFが遅いと撮影までに間に合わなくてピントが顔じゃなくて身体に合っちゃうのだ。ゆっくり歩いてくる程度ならG16なら間に合いますって感じで、道路を渡ってくる猫を。
人なつこい猫で、こちらが猫を見つけてしゃがんで、そっと撮ろうとしたらこっちにやってきたのである。
猫が近くにぐぐっと寄ってきたときはけっこう撮りづらい。そういうときは右手だけでカメラを持って縦位置に。カメラを右手から下にぶらんと垂らす感じ。そうするとカメラのレンズが手より低い位置にくるから真横から顔をちゃんと撮れるのだ。
この撮り方だと画面が見えないのでピントが不安なんだけど、このときはピシッと合ってくれました。近距離で撮ると背景もボケやすいのでいいのである。
この連載の記事
-
第871回
デジカメ
渋めのレトロ調から白黒まで、富士フイルム「X-T50」は多彩なフィルムテイストで猫撮影が楽しめる -
第870回
デジカメ
望遠が優秀で画質もトップレベルのシャオミ「Xiaomi 14 Ultra」を持って街の猫とたわむれてきた -
第869回
デジカメ
猫の毛並みもキリッと描写! シャオミ「Xiaomi 14 Ultra」はスマホなのにスゴい優秀なコンデジだ -
第868回
デジカメ
14年前のコンパクトデジカメ、10倍ズームのキヤノン「IXY 50S」を引っ張り出してキジトラ三昧 -
第867回
デジカメ
予約しないと買えない本格派コンデジ、リコー「GR III HDF」と「GR IIIx HDF」で気軽に猫スナップ -
第866回
デジカメ
5倍や10倍望遠で撮れ、Sペンがリモートシャッターにもなる「Galaxy S24 Ultra」は猫撮影で重宝する -
第865回
デジカメ
4つのカメラを搭載したサムスン電子「Galaxy S24 Ultra」は猫の顔アップもピシッと撮れる -
第864回
デジカメ
”猫撮影の基本”第3弾! 背景やボケ具合をコントロールするとよりイメージどおりの写真が撮れる -
第863回
デジカメ
”猫撮影の基本”第2弾! 広角と望遠の特性を知って使い分けると写真のバリエーションがぐっと広がる -
第862回
デジカメ
構える高さを工夫すると猫写真は大きく変わる! 新年度なのであらためて猫の撮り方ノウハウをご紹介 -
第861回
デジカメ
10年前に撮った猫とまさかの再会! 数年ぶりに出会っていた猫たちの写真をライブラリーから探し出した - この連載の一覧へ