紙の書籍を購入すると、同じタイトルの電子書籍版も無料もしくは割安価格で購入できるサービス「キンドル・マッチブック(Kindle MatchBook)」の提供を10月末から開始したばかりの米アマゾン。11月に入ると新たに、紙よりも早く電子書籍版を入手できるサービス「キンドル・ファースト(Kindle First)」を発表した。
同サービスの対象となるのは、同社子会社の出版社アマゾン・パブリッシング(Amazon Publishing)が発行する書籍。毎月、編集スタッフが対象タイトルを選定し、ユーザーは紙の書籍が発売される前月に電子書籍版を入手可能。価格は1.99ドルで、アマゾンプライム会員は無料となる。ユーザーは、先行入手できる書籍情報を電子メールで毎月受け取ることもできる。
電子書籍で小説やコミックなどをエピソード(1話/1章など)ずつ連載形式で購読できる「キンドル・シリアルズ(Kindle Serials)」(日本でも「Kindle連載」として10月25日からサービス開始)をはじめ、さまざまな書籍サービスを展開するアマゾン。月刊「アスキークラウド」創刊準備号(4月24日発売)ではアマゾンのビジネス戦略を記事にまとめているが、アマゾンにより、書籍とのかかわり方は常に進化している。
関連サイト
■米アマゾンのプレスリリース
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