ソフトバンク傘下のゲーム会社となるガンホー・オンライン・エンターテイメント(ガンホー)は、10月に入るとさまざまな動きを見せた。まずは、同社が手がける大ヒットゲーム「パズル&ドラゴン」が、14日の時点でiOS版とAndroid版、Kindle Fire版を合わせた国内累計ダウンロード数が2000万を突破。2012年2月20日のサービス開始からわずか約1年8カ月という短期間での記録となる。
「パズル&ドラゴン」は海外市場でも着々と実績を上げ、7月3日に韓国市場で、27日には米国・カナダの北米市場で100万ダウンロードを達成。10月16日からは英国での配信を開始し、欧州市場への進出を果たしている。
その勢いはとどまることなく、そのため月刊「アスキークラウド」創刊4号(12月号/10月24日発売)では、「新しい収益モデルで変化するゲーム業界 パズドラ&艦これがオンラインゲームを変えた」や「たった85円の魔法石に潜む巧妙なエコシステムの正体 利用者が喜んで払う『パズドラ式課金』」、「森下一喜[ガンホー・オンライン・エンターテイメント代表取締役CEO]パズドラフィーバーは逆張りとこだわりが生んだ」と題したパズドラ関連の記事を掲載した。
また、15日にはソフトバンクとの共同でフィンランドのゲーム会社、スーパーセル(Supercell Oy)の買収を発表。スーパーセルは「Clash of Clans(クラッシュ・オブ・クラン)」をはじめスマホ向けゲームを手がけ、2013年2月~8月の7カ月間、「App Store」の「ゲーム」カテゴリで売上世界1位を記録している。「クラッシュ・オブ・クランの買収で見えたパズドラの世界戦略」と題した記事を「アスキークラウド」創刊4号で掲載しているが、スーパーセルの持つ「AppStore」での実績やブランド力、世界100カ国以上に及ぶ海外マーケティング力は、ガンホーの海外進出にとって大きな武器となるだろう。
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ガンホー・オンライン・エンターテイメント
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