うちの猫は草が好きである。
たまに思い出したように猫草(ペットショップや花屋さんで猫用の草として売ってるのだ)を買ってくると、置いた途端に2匹の猫が猛スピードで走ってきて、がつがつはむはむと食いはじめるのだ。見てると面白い。匂いでわかるのかも。
特に草好きなのが「大五郎」。まっさきに駆け寄ってきて、顔を横にして草を食みはじめるのだ。
ただ、うちの大五郎は歯がない。昨年、最後の1本が抜けちゃったのだ。だから噛みちぎれない。上あごと下あごで草を挟んで引っ張るのである。
うまく引き抜ければいいけど、ときどき草と一緒に鉢ごと持ち上げてひっくり返しちゃうのだ。困ったもんである(冒頭写真)。
こちらは持ち上げた瞬間。
こういうことされるとあとで掃除が大変なんだけど、まあ面白いからいいや。
猫は肉食なのになぜ草を食むのか。本当のところはよくわかってないようだが、世間一般に言われているのは、毛繕いで飲み込んでしまった毛玉を吐くため。
確かに草をたんまり食べた後に吐くことは多い。猫草を買ってきたあとしばらくは注意してないと、吐いたものを踏んじゃうこともある。
食物繊維を必要としてるときに食べる、という説もあるらしい。
でもまあ猫たちは楽しそうに食べてるからよしとしよう。
「かふか」は大五郎ほどがっつかないけど、ときどきやってきては食べてる。ちゃんと歯があるから草を加えたまま無理にひっぱることはないんだけど、その代わり、歯の間に草がはさまっちゃってあたふたしちゃうことはある。
それもまた面白いからいいのである。
ほんとは猫草と格闘してる姿をもっと撮りたいのだが、室内はあまり明るくなく、かといってシャッタースピードを落とすと被写体ブレしちゃうので意外に撮りにくいのだ。
まあ思い切って明るいレンズをつけるか、思い切ってISO感度をぐんと上げるかですな。
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