東芝は7月16日、SDメモリーカード規格Ver.4.10の高速シリアルバスインターフェース規格「UHS-Ⅱ」に対応したSDHCメモリーカード「EXCERIA PRO」シリーズと「EXCERIA」シリーズを発表した。
2シリーズは、UHS-Ⅱに加え、転送速度をより高めるという同社独自のコントローラーを搭載した。上位モデルEXCERIA PROは「世界最速の書き込み速度」をうたう製品(2013年7月現在、同社調べ)で、従来製品に比べ約2.5倍にアップした。これにより、デジタル一眼レフカメラ、ミラーレスカメラなどの高速連写機能使用時におけるインターバル時間や、記録したデータのコピー時間などの更なる短縮が期待できるという。
「EXCERIA PRO」シリーズは、16GB「THNSX016GAABM3」と32GB「THNSX032GAABM4」の2モデルを展開する。最大転送速度は、読み出しが260MB/秒、書き込みが240MB/秒だ。ファイルフォーマットは、いずれのモデルもFAT32を採用する。
「EXCERIA」シリーズは、32GB「THNSX032GAB4M3」と64GB「THNSX064GAB4M4」をラインアップする。最大転送速度は、読み出しが260MB/秒、書き込みが120MB/秒。ファイルフォーマットは、32GBモデルがFAT32で、64GBモデルがexFAT。
なお、同2シリーズとも、リファレンスクロックは52MHz、UHS-IIバスモードはHD312とFD156。データレードは 1.56Gbps(FD156)/3.12Gbps(HD312)。外形寸法は、約幅24.0×奥行2.1×高さ32.0mm。質量は約2g。
価格はオープンで、店頭想定価格は、EXCERIA PROの16GBが1万円台前半、32GBが2万円半ば、EXCERIAの32GBが1万円台後半、64GBが3万円半ば。10月より順次発売予定だ。