先週末、突然自宅のテレビが壊れた。帰宅して、テレビの電源を入れた瞬間、変な音がして沈黙。インジケーターも故障を示している。
幸運にも、NTTドコモの夏モデル「ARROWS NX F-06E」を買ったばかり。フルセグチューナー搭載なので、テレビはそれで見ればいい。
問題は、録画した番組である。我が家には全録レコーダー(東芝のREGZAサーバー)があるが、テレビがなければ見ることもできない。しかし、実はこのレコーダー、DLNAに対応しており、DTCP-IP対応のクライアント機器が同一LAN内にあれば、その録画番組を視聴できる。
もう少しわかりやすく言うと、Android 4.0以降のスマホがあれば約1週間、6ch分の地デジ番組を、スマホの画面で家中どこにいても見放題、ということ。ちなみに風呂場で録画番組を楽しむのが夢であった。
IEEE 802.11acルーターと組み合わせで
F-06Eを小型テレビとして使う!
これまで筆者が愛用していたスマホ(ARROWS X LTE F-05D)と無線LANルーター(IEEE 802.11b/g)との組み合わせでは、なんとかレコーダーとの接続はできるものの十分なスループットが得られず、映像が途切れ途切れになってしまっていた。
さらに、シーンをスキップしようものならば、映像が中断したままアクセスしっぱなしとなり時間切れで再生停止、という事態になる。
で、F-06Eを購入したのを機に、無線LANルーターも入れ替えることにした。購入したのはNECの「Aterm WG1800HP」。最新の無線LAN規格であるIEEE 802.11acに対応した製品である。
もちろん、F-06EもIEEE 802.11acに対応しているわけで、この組み合わせなら快適に録画番組を視聴できるだろう、と考えた。
そんなタイミングでのテレビの故障。新しいテレビが届くまで、レコーダーの映像はF-06Eで見るしかない、という状況に陥ったのである。
というわけで、早速自宅にAterm WG1800HPを設置。従来の無線LANルーターを置き換えたので、設置場所は同じ。(ルーター機能を無効にする)ブリッジモードで動作させ、セキュリティーパスワードだけを変更。そのほかは出荷時の設定のままにしておいたが、すんなりと我が家のネットワーク機器をつなげることができた。
セッティングが終わったら、アプリを起動してレコーダーにアクセスするだけ。果たして、録画番組はちゃんと再生できるのか!?