ニフティはパブリッククラウドサービス「ニフティクラウド」においてインフラ環境の構築を自動化する「Cloud Automation β」を、6月4日の21時から提供開始する。
Cloud Automation βでは、インフラ環境の構成や設定をテキスト形式のJSON(JavaScript Object Notation)でChefのテンプレートとして記述し、コントロールパネルから一括で登録する。サーバー、ディスク、SSHキー、ロードバランサー、ファイアウォールなどの作成や削除のほか、一部変更や更新も行なえる。また、11種類のサンプルテンプレートが用意される。
従来手動だった作業を自動化できるほか、テンプレートを再利用することで、同じ構成や設定のインフラ環境を簡単に構築することが可能になる。今後は正式版に向けて、環境構築だけでなく、システム運用を自動化する機能も提供する予定となっている。
その他、高速演算処理を可能とする8コアのvCPUと最大64GBのメモリを搭載したハイスペックのサーバータイプ「wlarge」を追加したほか、ディスクタイプに「フラッシュドライブ(SSD)」が選べるようになった。さらに「セキュアネットワーク」においては、NATテーブルの設定とグローバルIPアドレスの利用が可能になっている。